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病院のご案内

倫理審査委員会

倫理審査委員会 平成28年 3月 9日(水)

申請者 泌尿器科医長 飯沼 昌宏
課 題 腎盂および上部尿管の上部尿路癌に対する腎尿管全摘術に伴う、リンパ節郭清術の有効性と安全性に関する多施設共同前向き無作為化研究
研究の概要

画像診断上リンパ節転移のない腎盂癌および上部尿管癌に対し腎尿管全摘術にリンパ節郭清術を追加する術式の安全性および予後に対する有用性を検討する。 

秋田大学大学院医学研究科腎泌尿器科学講座を中心に岩手県立中央病院、秋田赤十字病院、私立秋田総合病院、秋田厚生医療センター、平鹿総合病院、十和田市立中央病院、大曲厚生医療センター、由利組合総合病院、当院での研究です。

判定 承認 本審査は、全員一致で承認された。

申請者 化学療法室長 吉田 近思
課 題 慢性期慢性骨髄性白血病患者における無治療寛解を目指したダサチニブ治療第2相試験(D-FREE試験)
研究の概要

現在、慢性期の慢性骨髄性白血病に対する治療は薬剤による方法が中心で、数種類の内服薬が使用されています。これらの薬剤を用いた治療によって、大部分の患者さんにおいて健康な方と同様の生活、寿命が得られるようになっています。しかし、治療効果がある限りこれらの薬剤を生涯内服し続けることが必要とされています。薬剤費、軽度であっても続く副作用などが患者さんの負担となっています。また、社会全体の医療費の増大という問題もあります。

 これらの問題を解決するために海外を中心にいくつかの臨床試験が行われております。フランスでは一定の治療効果を持続した患者さんを対象に服薬を中止することが試みられ、約40%の患者さんでは服用を中止しても病気の悪化を数年以上にわたって認めないことが明らかとなっています。また、国内でも同様に服薬の中止を検討する臨床試験が実施されています。しかし、これらの試験においては、過去に様々な形で治療を受けた後に患者さんが参加しており、どのような患者さんがどのような条件で薬剤の服用中止に成功するのかは明らかになっていません。 

 今回の試験では慢性期慢性骨髄性白血病と診断され、これから治療を始める患者さんを対象として、治療前の状況をきちんと調べてから内服薬ダサチニブを用いて治療を開始します。治療によって体内の白血病細胞の量が非常に少ない状態となった方は、次にダサチニブ服用を中止して頂き、白血病細胞が増えてこないかを調べることを目的としています。この試験によって同じ病気の患者さんの中でも、どのような条件の方に治療が有効でさらに服薬中止を試みることができるかを明らかにすることができると期待されます。

 この臨床試験は、全国の病院約80施設が共同で行い、患者さん約300人に参加していただく予定です。

判定 承認 本審査は、全員一致で承認された。

申請者 救急科医長 土谷 飛鳥
課 題

ドクターヘリの費用対効果に関する多施設共同研究のパイロット研究(観察研究)

研究の概要

1.重症外傷患者に対するドクターヘリと救急車の費用対効果(ICER)を医療費支払者の立場から算出する

2.中等症外傷患者に対する費用対効果を算出する

判定 承認 本審査は、全員一致で承認された。

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