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倫理審査委員会
倫理審査委員会 平成28年9月14日(水)
申請者 | 脳神経外科医師 | 相山 仁 | |
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課 題 | 硬膜動静脈瘻の病態解明を目指して |
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研究の概要 | 脳組織を覆う硬膜には動脈と静脈が毛細血管を介してつながっていますが、後天的に動脈と静脈が毛細血管を介さずに直接つながった状態(動静脈シャント)を硬膜動静脈瘻といいます。硬膜動静脈瘻は、静脈洞に発生することが多く静脈血へ血液の逆流を生じて症状を呈し、時に脳出血や症候性てんかんの原因となる重要な疾患です。脳血管内治療もしくは開頭手術によって罹患静脈洞の閉塞による動静脈シャントの遮断が必要となります。しかし、時に外科治療をもってしても緩解が得られず、複数回の治療が必要になる症例や治療が不可能である病変が存在します。 静脈洞内の血栓局在と血管新生因子・血管新生抑制因子の解析を行い、病態を反映した硬膜動静脈瘻の病期分類とその分類に応じた治療方法の確立を目指します。 |
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判定 | 承認 | 本審査は、迅速審査にて承認された。 |
申請者 | 外科医長 | 小﨑 浩一 | |
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課 題 | 多発性嚢胞腎患者(ADPKD)コホートの形成 |
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研究の概要 | 現在、筑波大学を中心として常多発性嚢胞腎患者(ADPKD)に対するコホート研究が実施されている。研究内容は、ADPKD患者、患者家族の経時的なフォローアップと、その腎機能悪化因子を検討することにある。 |
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判定 | 承認 | 本審査は、迅速審査にて承認された。 |
申請者 | 7階西病棟看護師 | 菅原 真紀 | |
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課 題 | 化学療法患者の転倒リスクに対する認識 |
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研究の概要 | 看護師は、事前に院内統一の化学療法に関するパンフレットと、病棟独自で作成した化学療法の副作用対策のパンフレットを用い、化学療法中は転倒しやすくなることを説明しているが昨年度当病棟での転倒は15件発生しており、そのうち化学療法中の患者が転倒した件数は5件である。患者はめまいや倦怠感、歩行時のふらつきなどの症状を看護師へ訴えるが、歩行時の介助を求めることは少ない現状である。肺がんの化学療法を受けた患者の転倒リスクに対する認識についてインタビューをとおして調査し転倒予防における看護介入への示唆が得られる。 |
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判定 | 承認 | 書類の修正を行うことを条件に承認された。 |
申請者 | 消化器科医長 | 石田 博保 | |
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課 題 | 中等症から重症の活動性潰瘍性大腸炎患者を対象としたABT-494の導入療法及び維持療法における安全性及び有効性を評価する多施設共同無作為化二重盲検プラセボ対照試験 |
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研究の概要 | 「中等症から重症の活動性潰瘍性大腸炎患者を対象としたABT-494の導入療法及び維持療法における安全性及び有効性を評価する多施設共同無作為化二重盲検プラセボ対照試験(仮)」の付随研究として、検体提供に同意した被験者を対象にバイオマーカー探索的解析及びバリデーション試験を実施する。 |
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判定 | 承認 | 本審査は、全員一致で承認された。 |