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倫理審査委員会

倫理審査委員会 平成30年7月11日(水)

申請者 循環器科 山田 優
課 題

高齢心疾患患者の実態調査:多施設共同研究

課題の概要

我が国では高齢化社会が進行し、必然的に高齢者心疾患は急増している。高齢者の治療選択には疾患の重症度だけでなく、様々な合併症や身体活動、認知機能障害、社会背景などの総合的に評価しなければならない。しかしながら、従来の様々な心疾患における介入研究や観察研究では高齢者は多数の併存症を有することから除外されてきており、全体像は十分に明らかにはなっていない。
本調査研究は、現在の高齢疾患患者の治療実態の把握や、侵襲的治療除外となる因子、予後について調査を行いたい。

判定 条件付承認 修正後の書類を提出することを条件に承認とする。

申請者 救急科 安田 貢
課 題

熱中症患者の医学情報等の即日登録による疫学調査
(Heatstroke Fax2018:HsF3018)

課題の概要

本研究は、熱中症の全国規模の実態調査であり、日本救急医学会熱中症に関する委員会を研究の主管とする。対象期間に水戸医療センター救命救急センターで熱中症と診断された患者について、「熱中症に関する全国調査」の調査用紙の各項目を入力する。日本救急医学会に登録された他の医療機関で熱中症と診断された患者の情報とともに解析して、病態や治療の現状を把握し、発生の予防に向けた地域医療へのアプローチを検討する。

判定 承認 本審査は、迅速審査にて承認された。

申請者 循環器科 小泉 智三
課 題

心房細動を合併する冠動脈疾患症例に対するアピキサバン併用下DAPT投与期間に関する医師主導型臨床研究

課題の概要

研究計画書・説明文書、同意文書の変更申請

判定 承認 本審査は、迅速審査にて承認された。

申請者 薬剤部 及川 瞬
課 題

抗凝固薬の服用中に脳梗塞を発症した患者の服薬に関する要因分析研究

課題の概要

非弁膜症性心房細動に対する抗凝固薬として、2011年以降、直接作用型抗凝固薬(DOAC)が本邦にて用いられるようになってきました。現在、DOACとしてプラザキサ、イグザレルト、エリキュース、リクシアナの4種類がありますが、これらは効果判定としての凝固能のモニタリングが不要である点が大きな特徴となっています。DOACの用量は医薬品添付文書において年齢、体重、腎機能などで規定されているものの、様々な理由で処方用量が少なかったり正しく服薬継続できていなかったりすると、効果不十分により脳梗塞を引き起こす可能性が高くなることが懸念されます。そこで、本研究では抗凝固薬服用中に脳梗塞発症となってしまった方の要因について、抗凝固薬の用量や服薬アドヒアランスを含めた関連因子を解析し、脳梗塞発症予防に向けて具体性をもたせた服薬指導につなげることを目的としています。

判定 承認 本審査は、迅速審査にて承認された。

申請者 救急科 堤 悠介
課 題

エビデンスに基づく自動体外式除細動器設置戦略に向けた医療過疎地域の空間疫学的分析

課題の概要

院外心肺停止患者の救命率・社会復帰率向上のため、自動体外式除細動器(AED:Automated External Defibrillator)の設置が推進されているが、最大限救命率・社会復帰率を向上するためには適切な設置戦略が極めて重要である。しかし現在、設置戦略確立に必要となる最適な設置場所・利用可能時間・設置数は明らかではない。【目的・方法】茨城県において、臨床情報と地理的情報(発生場所地理データ)を突合させた新しい院外心肺停止悉皆データベースを構築する。さらに外部公表データであるAED設置登録情報・人口動態統計を組み合わせて、設置場所・利用可能時間帯・設置数と救命率・社会復帰率との関連を空間疫学的に検証することで、最適な設置場所・利用可能時間・設置数について明らかにし、適切なAED設置戦略確立へ向けたエビデンスを発信することを目的とする。【予想される意義】適切なAED設置戦略の確立、救命率・社会復帰率向上に貢献できる。

判定 条件付承認 修正後の書類を提出することを条件に承認とする。

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