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倫理審査委員会

倫理審査委員会 平成30年9月12日(水)

申請者 企画課 岩崎 桂介
課 題

院内がん登録とDPCを使ったQ1研究 2016年症例

課題の概要

院内がん登録とDPCのEFファイルを使って一定の標準診療実施率を算定する。

判定 承認 本審査は、迅速審査にて承認された。

申請者 消化器科 石田 博保
課 題

切除不能進行・再発胃がんに対して全身化学療法を施行された症例の組織中がん免疫関連分子の免疫組織学的研究

課題の概要

全身化学療法が開始された胃がん患者の治療前あるいは治療中の胃がん組織を用いてがん免疫関連分子の免疫組織染色を行い、治療感受性や予後予測因子などのバイオマーカーとしての意義を探索する。2006年1月から10年間のレトロスペクティブな解析とする。治療前あるいは治療中に得られた病理検査用にホルマリン固定された主要組織を用いる。

判定 承認 本審査は、迅速審査にて承認された。

申請者 7階西病棟看護師 鴻巣 えり子
課 題

意識障害・認知機能低下が見られる身体抑制中の患者のライン自己抜去の実態と対策について

課題の概要

当病棟は神経系疾患患者が多く入院する病棟である。その患者の多くには疾患に伴う意識障害・認知機能低下がみられ、ライン類の自己抜去や転倒転落による身体損傷の危険を回避するため「抑制」が行われている。患者の安全を守るため身体抑制を行わざるをえない状況の場面が多々みられる。しかし抑制を行うことは多いが、抑制中の患者の安全が十分確保できておらず、ライン自己抜去のインシデントも見られる。また、抑制せざるを得ない状況や、抑制している患者やその家族に対し複雑な思いを抱えているという声が病棟スタッフからも聞かれている。日本看護協会は「看護者の倫理綱領」などを作成し看護師の倫理的感受性や行動力の向上に努めてきており、抑制中の患者の倫理的問題を解決するための研修も増加してきている。しかし、意識障害・認知機能低下がみられる患者に身体抑制の解決策は見いだせていても現実的な制約から実行できないなどの倫理的な悩みが生じており、それに関する研究もされてきた。
今回、過去・現在の患者への抑制と代替について、またそれぞれの患者の言動や診療記録から医療従事者のその時の対応を分析することで、身体損傷を減少していくための看護につながるのではないかと考えた。

判定 承認 本審査は、迅速審査にて承認された。

申請者 4階東病棟看護師 大塩 理紗
課 題

デスカンファレンスが看護師の精神面に与える影響 -緩和ケア病棟でのデスカンファレンスを通して-

課題の概要

2018年3月から開設した緩和ケア病棟において、患者の死後、看護の振り返りを行うためにデスカンファレンス(以下、DC)を導入した。DCにおいて看護師ひとり一人が、自分の感情を自分の言葉で言語化することが、看護師の精神面にどのような影響を及ぼしているのかを明らかにしたい。実態調査をし、看護師の精神面に及ぼす影響を明らかにすることでDCの有用性も明確となり、より充実した話し合いとなり、患者・家族が希望する生活に寄り添うことができるのではないかと考えた。

判定 承認 本審査は、迅速審査にて承認された。

申請者 救命救急センター看護師 菊池 恵理子
課 題

救急外来での家族看護について -アギュララの問題解決型危機モデルを活用した事例検討による家族看護の振り返り-

課題の概要

当院の救急外来看護師へ家族対応について昨年アンケートを実施した結果、「患者の状態に動揺している家族を目の前にした時に、その家族に対しての関わり方が分からない」といった家族に対する看護の難しさを感じている事が明らかになった。
経験年数が異なる救急外来看護師の中で、事例検討会を設けることにより、家族看護に対する考え方や視点が共有され、今後の家族看護の充実に繋がるのではないかと考えた。事例検討はアギュララの問題解決型危機モデルを活用し、事例検討前後でアンケートを実施することにより、家族看護に対する認識の変化がみられるのかを明らかにする。

判定 承認 本審査は、迅速審査にて承認された。

申請者 6階東病棟看護師 石橋 希美
課 題

血液内科病棟の中堅看護師の血液内科業務に関連したストレス要因とその対処方法

課題の概要

中堅看護師の定義は施設の人員構成によって3~5年目を中堅看護師とする施設もあれば、5年目以上や10年目前後を中堅看護師とする施設もある。一般的に中堅看護師の職務ストレスのなかに「看護実践」があると言われている。血液内科病棟では輸血療法や化学療法を必要とする患者が多く、無菌室看護や造血幹細胞移植などの特殊看護も必要である。今回、血液内科病棟における中堅看護師の血液内科業務に関連したストレス要因の有無や内容とその対処方法を明らかにしたいと考えた。

判定 承認 本審査は、迅速審査にて承認された。

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