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病院のご案内

倫理審査委員会

倫理審査委員会 令和2年11月11日(水)

申請者 看護部 小澤 明
課 題

「転倒・転落予防ラウンドと身体抑制の関係性」についての研究

研究の概要

研究目的:転倒転落予防ラウンドが身体抑制の減少につながり、抑制の必要性について看護師がより意識するようになるか明らかにしたい
対象者:6階西病棟に入院中の転倒転落予防ラウンド実施前と実施中の身体抑制件数と内容。6階西病棟に勤務している看護師
研究の意義:転倒・転落予防ラウンドを行うことで、身体抑制の減少につながり患者のADLの維持を図ることができる

判定 承認 本審査は、迅速審査にて承認された。

申請者 看護部 中川 理恵
課 題

体位変換における介助補助グローブ使用による看護師の心理的身体的効果

研究の概要

当病院は急性期病院であり、治療のため点滴やドレーン管理を必要とする患者が多く、誤抜去リスクなどの事故防止のためやむを得ず身体拘束をしている現状がある。また、疾患から麻痺や筋力低下があり、自力での体位変換が困難なため褥瘡予防として、看護師が介入し体位変換を実施している。介助負担として挙げられる体位変換については「援助者側に生じる身体的負担が問題視されている。しかし、介助負担は身体面のみならず精神面にも相当程度生じるものである。」1)と言われている。つまり体位変換は介助負担として身体面精神面共に問題視されている。日本褥瘡学会によると、褥瘡は「身体に加わった外力は骨と、皮膚表層の間の軟部組織の血流を低下、あるいは停止させる。この状況が一定時間持続されると組織は不可逆的な阻血性障害に陥り褥瘡となる。」2)と定義されている。つまり自力での体位変換が実施できない患者は長時間同一体位となることで褥瘡発生につながってしまうため、看護師の介助を必要とする現状にある。また、褥瘡予防・管理ガイドライン(第4版)によると、褥瘡予防もしくは褥瘡治療に関する選択肢として、外科的治療(推奨度C1)の他、スキンケア(推奨度B~C1)や体位変換(推奨度B~C1)などの基礎的な看護業務が挙げられている。3)看護業務として行う「体位変換」に対する先行研究では、「除圧クッション」を用いた患者が主体となる報告がほとんどであり、看護師の負担軽減についての検討は少ない現状である。体位変換の介助用品として、介助補助グローブがある。介助補助グローブは「腕につけて体の下へ差し込むだけで、簡単に体にかかる苦しい圧を取り除くことができ、また内側はグローブが外れないように滑りにくく、外側は差し込みやすいように滑りやすい素材を使用しています。」4)とある。つまり介助補助グローブを使用することで患者だけでなく、看護師も安楽に体位変換を実施できる。しかし、介助補助グローブを使用した負担軽減についての先行研究はない現状にあり、実際の負担軽減効果についてはエビデンスがない状態である。したがって本研究では、介助者の労力軽減や除圧を目的としてもつ「介助補助グローブ」5)を用いた体位変換における看護師の心理的身体的負担軽減について検討を行う。
(引用文献)1)看護・介護臨床と介護負担,金井一薫,バイオメカニズム学会誌,vol25,No3,2001 2)日本褥瘡学会:科学的根拠に基づく褥瘡局所治療ガイドライン,照林社,東京,2005. 3)日本褥瘡学会:褥瘡予防・管理ガイドライン(第4版),褥瘡学会誌17(4):487~557,2015. 4)molten,ポジショニンググローブパンフレット 5)臥床患者の水平移動の教育方法の開発に関する基礎的研究.共立女子大学・共立女子短期大学総合文化研究紀要(25):51~66,2019.

判定 承認 本審査は、迅速審査にて承認された。

申請者 企画課 野崎 基亜
課 題

院内がん登録とDPCを使ったQⅠ研究 2018年症例

研究の概要

目的:院内がん登録とDPCのEFファイルを使って一定の標準診療実施率を算定するため
対象及び方法:2016年10月~2019年3月の入外EFファイルと院内がん登録2015年対象症例を専用の「対象抽出・匿名化ソフト」を使用して提出データを作成
審査を希望する理由:当院は、地域がん診療連携拠点病院の指定を受けており、院内がん登録にかかる研究については、積極的な参加が求められている。

判定 承認 本審査は、迅速審査にて承認された。

申請者 呼吸器科 箭内 英俊
課 題

多分野合議による間質性肺炎診断に対する多施設共同前向き観察研究 Providing Multidisciplinary ILD diagnoses(PROMISE)study

研究の概要

説明文書・同意文書の変更申請

判定 承認 本審査は、迅速審査にて承認された。

申請者 呼吸器科 箭内 英俊
課 題

特発性間質性肺炎の前向きレジストリの構築とインタラクティブMDD診断システムを用いた診断標準化に基づく疫学データの創出 ‐AI診断システムと新規バイオマーカーの開発‐

研究の概要

説明文書・同意文書の変更申請

判定 承認 本審査は、迅速審査にて承認された。

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