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倫理審査委員会

倫理審査委員会 令和2年12月 9日(水)

申請者 救急科 堤 悠介
課 題 日本救急医学会関東地方会における院外心肺停止患者に対する連結不可能匿名化を用いた多施設前向き観察研究(2017年)
Survey of Survivors after Cardiac Arrest in the Kanto Area in 2017 <略称 SOS-KANTO 2017>
研究の概要

研究期間の変更申請

判定 承認 本審査は、迅速審査にて承認された。

申請者 リハビリテーション科 矢野 博義
課 題

高齢心不全患者における入院中の摂取エネルギー量と栄養状態が予後(総死亡・再入院)に及ぼす影響の検討 -後ろ向き症例集積研究-

研究の概要

本研究は、当院循環器内科に急性心不全または慢性心不全急性憎悪で入院した、75歳以上の高齢心不全患者を対象に、入院中の摂取エネルギー量と栄養状態が予後に及ぼす影響を検討することを目的とする。心不全患者では急性期からの栄養療法が重要視されているが、未だ一貫した見解は示されていない。本調査により心不全患者の摂取エネルギー量、栄養状態を評価する事は急性期心不全患者の栄養管理方法を見出す手がかりになると考える。

判定 条件付承認 修正後の書類を提出することを条件に承認とする。

申請者 診療放射線部 大川 綾子
課 題

高齢がん患者に対する高齢者機能評価と放射線治療の実態調査

研究の概要

今後の高齢化社会を迎えるにあたり、身体的・精神的機能に個人差が大きい高齢者に対して、照射スケジュールや方法など適切な放射線治療の選択が望ましい。そのため、治療前の機能評価を行うことが推奨されるが、適切な放射線治療選択をする上での評価基準は確立していない。さらに、日常臨床では、年齢や全身状態を鑑みて、主治医の判断により、耐えうると推定する線量や照射範囲などに強度を落とした照射方法を選択することが多い。今後の高齢者における治療方針決定のための評価基準を確立するために、本研究では、臨床医が経験的に選択した放射線治療方針やその方針における放射線完遂率、Grade3以上の急性期有害事象の発生率、及び放射線治療前後のQOLの変化と、高齢者機能評価(G-8やVES-13)による‘脆弱性’が相関するかを明らかにする。さらに、放射線完遂率やGrade3以上の急性期有害事象の発生率、及び照射前後のQOL(EORTC QLQ-C30)の変化を評価することで、放射線治療に対する高齢がん患者の耐性の実態を明らかにする。

判定 承認 本審査は、迅速審査にて承認された。

                                                                                                              

申請者 消化器科 石田 博保
課 題

消化器内視鏡に関連する疾患、治療手技データベース構築(8.0.0版)

研究の概要

この研究は、日本消化器内視鏡学会内に設けられたJapan Endoscopy Database(JED)Projectが主導となり企画された多施設共同研究です。現在、日本全国の消化器内視鏡検査および治療情報を登録し、集計・分析することで医療の質の向上に役立て、患者さんに最善の医療を提供することを目指しています。この様な内視鏡関連手技の全国規模の情報集積は初めてのこころみであり、患者側だけでなく、医療を提供する側にも大きな利益をもたらすものと考えています。その為に、内視鏡部門システムから以下に記載する項目を抽出し、個人が特定できない状態(匿名化)で日本消化器内視鏡学会に提供され、学会本部に設置したサーバ内に格納しデータベースを構築し、各種分析が行われます。日本消化器内視鏡学会では、この研究で集められたデータを分析することで以下のことを明らかにすることを目的にしています。
・内視鏡関連手技を行っている施設診療科の特徴
・医療水準の評価
・適正な消化器内視鏡専門医の配置、ならびに消化器内視鏡技師、看護師などのコメディカルの適正な配置
・早期癌登録に対する精確な情報収集
・内視鏡検査、治療を受けた方の予後
・内視鏡検査・治療の医療経済的な情報収集
・これから内視鏡関連手技を受ける方の死亡・合併症の危険性、など
この研究成果は学会発表、学術雑誌およびデータベースなどで公表します。

判定 承認 本審査は、迅速審査にて承認された。

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