ページの先頭へ

病院のご案内

診療科・部門

臓器移植外科

臨床研究部長 湯澤 賢治
外科医長 小﨑 浩一

 当院臓器移植外科では、腎移植を中心にして肝臓・膵臓・小腸などの臓器移植医療を担当しております。また臓器移植の経験・技術をもとに肝胆膵・消化管手術・内視鏡下手術、そして腎不全患者さんの内シャントを含めたblood access作成・再建術に対応しています。さらに科としての性格上臓器移植患者さんに対応しているため、腎不全を含めた臓器不全患者さんに対する急性血液浄化療法に対応しています。

治療方針

  患者さん・御家族様との十分なインフォームド・コンセントを基本として治療方針を決定しています。現在日本の臓器移植医療は生体移植が主体となっております。したがって移植患者さん(レシピエント)のみならず、臓器提供者様(ドナー)の方へのインフォームド・コンセントも重要で、移植手術にあたっては十分に行った上で実施しています。

治療実績

 当科では、平成18年4月より腎移植を開始し、月1~2例のペースで腎移植を行い、現在まで89例(生体 68、献腎 21)の腎移植を行ってきました。生体腎移植68例のうち血液型の異なるABO血液型不適合生体腎移植を7例、抗ドナー抗体陽性症例を2例、そして透析を行わないまま腎移植を行うpre-emptive症例も5例行っています。当科では75歳のレシピエントに腎移植手術を行い、完全社会復帰をしていただき、また69歳のドナーから腎提供していただきレシピエントの方に完全社会復帰をしていただいております。このようにドナー・レシピエント候補の患者さんは当科で十分な検査の後、移植が可能と判断され倫理的にも問題がなければ移植を行っております。
 また、生体肝移植術も平成20年に第1例目を行いました。
 膵臓移植術、小腸移植術に関しても現在準備中です。

治療のご紹介

 生体腎移植では、ドナー手術が必要となります。その際に当センターでは完全鏡視下で腎臓摘出を行っています。この方法によりドナーとなられた患者さんは術後回復が極めて早く、原則第4病日に退院しています。
 さらにこの内視鏡手術の技術を肝胆膵・消化管手術に生かし、これまで当科では腹腔鏡下で胆嚢摘出術・肝部分切除術・脾臓摘出術・胃切除術・大腸(回盲部・右半結腸・横行結腸・大腸亜全摘・低位前方・高位前方・S状結腸)切除術・癒着剥離術などを行ってきており、疾患を十分に検討・評価した上で可能な限り腹腔鏡手術を選択するようにしております。

診療科・部門一覧に戻る