倫理審査委員会

倫理審査委員会 平成23年12月14日(水)

審議内容

申請者 5階東病棟看護師 大場 舞紀
課 題 病室内消臭のための効果的な換気方法
研究の概要 昨年の看護研究で「患者が不快と感じる病棟のにおいに対する実態調査」を行った結果、患者にとって「病室内の便臭」が最も不快と感じていることがわかった。しかし、前回の研究では、臭気に対する対処方法を導き出すには至らなかった。病棟では様々な消臭剤を使用しているが、今回、消臭の中でも換気に着目し、室内環境(湿度や温度)の変化を最小限にし、患者が不快と感じる便臭消臭のための効果的な換気方法を明らかにしたいと考えた。
判 定 承認
本審査は、全員一致で承認された。
申請者 内科系診療部長 田口 修一
課 題 ジストロフィノパチーに合併した心筋疾患における新たな診断・治療法の開発
研究の概要 筋ジストロフィーにおいて、カルベジロール投与による用量調整群、心拍数調整群に割付、Efficacy/Safetyに配慮したβ遮断薬による心筋病変進展抑制、心不全発症予防効果を明らかにすること、また同時に血中テネイシンC(TNC)、オステオポンチン(OPN)、トロポニン(cTnl)、脳性利尿ペプチド(BNP)、心電図、心エコー図に基づく統合的評価法の意義を検討することを目的とする。
判 定 承認
本審査は、全員一致で承認された。
申請者 血液内科医長 米野 琢哉
課 題 消化管原発悪性リンパ腫に対する治療と予後に関する後方視的研究
研究の概要 本研究は、茨城県内4施設における消化管悪性リンパ腫を対象とした、後方視的観察研究である。本研究を通じて消化管原発悪性リンパ腫の治療実態を明らかにするとともに、予後に関わる因子を同定し、将来の治療成績改善を目指す。
判 定 承認
本審査は、全員一致で承認された。
申請者 血液内科医長 米野 琢哉
課 題 造血幹細胞移植の適応とならない未治療多発性骨髄腫に対するサレドカプセル維持療法の臨床研究
研究の概要 造血幹細胞移植の適応とならない未治療多発性骨髄腫の患者に対する、初回治療後の維持療法としてのサリドマイドの有効性、安全性はまだ十分に明らかになっていない。
本研究では、造血幹細胞移植の適応とならない骨髄腫患者の初回治療後に、無治療経過観察、サリドマイド50mg 内服治療、100mg 内服治療の3群ランダム割り付けを行い、無増悪生存期間を評価する。サリドマイド内服は、18か月とする。割り付けは、NPO法人疫学臨床研究試験機構の登録センターに於いて実施する。
判 定 承認
本審査は、全員一致で承認された。