倫理審査委員会

倫理審査委員会 平成24年11月14日(水)

審議内容

申請者 脳神経外科医長 加藤 徳之
課 題 ステント支援脳動脈瘤塞栓術の効果と安全性に関する多施設協同前向き研究
研究の概要 ステント(Enterprise VRD)を用いる脳動脈瘤塞栓術の安全性を評価することを目的に、治療前、治療中に生じるイベントおよび有害事象を調査し、その頻度、予後、関係する要因を明らかにする。脳動脈瘤塞栓術を施行した患者のうち、ステントを用いた患者を対象として術前・治療・周術期情報を登録し、前向きに経過観察する。
判 定 承認
本審査は、全員一致で承認された。
申請者 血液内科医長 米野 琢哉
課 題 好中球減少症に持続性発熱を併発した患者に対する経験的抗真菌におけるイトラコナゾール注射剤とアムホテリシンBリポゾーム製剤の多施設共同前向き無作為化比較試験(ILEAN study)
研究の概要 本研究は、当院に倫理審査会において承認され現在実施中の国立病院機構ネットワーク研究であるが、今回研究計画書が改訂となったため、研究継続の可否について迅速審査を付議するするものである。なお、主任研究者の施設においての審査は終了し、研究継続が承認されている。
判 定 承認
本審査は、全員一致で承認された。
申請者 血液内科医長 米野 琢哉
課 題 茨城県における移植非適応の未治療多発性骨髄腫に対する初回治療の有効性と安全性に関する前向き観察研究
研究の概要 ボルテゾミブ、サリドマイド、レブラミドなど新規薬剤の登場により、多発性骨髄腫に対する治療は多様化している。一方で、新規薬剤と既存薬剤の最良の組み合わせ、投与量は各施設で未だ模索されているのが現状である。今回、茨城県内主要血液疾患診療施設において多発性骨髄腫患者の治療データを前向きに収集し、実診療のデータから有効性と安全性を検討する観察研究を計画した。
判 定 承認
本審査は、全員一致で承認された。
申請者 血液内科医長 米野 琢哉
課 題 T細胞性リンパ腫発症機序の解明
研究の概要 T細胞性リンパ腫は悪性リンパ腫の中でも治療困難な疾患群であり、新しい治療法の開発がとりわけ望まれる。最近のDNAシークエンス技術の向上により、造血器腫瘍においても、多数の遺伝子変異が同定されつつあり、治療標的となり得るかに関心が高まっている。本研究では、T細胞性リンパ腫における遺伝子変異を明らかにすることで、腫瘍発症に至る過程を明らかにする。
判 定 承認
本審査は、全員一致で承認された。
申請者 外科医師 阪本 太吾
課 題 救急医による病院前救急気道管理に関する多施設前向き観察研究
研究の概要 本研究の目的は、多施設レジストリーを利用することにより、本邦の救急医による病院前救急気道管理の実態、成功率、合併症率を記述し、世界の病院前救急気道管理研究に質の高い根拠を提供することである。
判 定 承認
本審査は、全員一致で承認された。
申請者 消化器科医長 石田 博保
課 題 進行胆道癌に対する初回化学療法の治療成績に関する多施設共同観察研究
研究の概要 実臨床における進行胆道癌に対する初回化学療法の治療成績を把握すること。
判 定 承認
本審査は、全員一致で承認された。
申請者 外科系診療部長 小泉 雅典
課 題 「甲状腺未分化癌に対するweekly paclitaxelによる化学療法の認容性、安全性に関する前向き研究:ATccJ-TXL-P2」-甲状腺未分化癌コンソーシアム前向き研究臨床試験委員会による多施設共同研究
研究の概要 甲状腺未分化癌に対するweekly paclitaxelによる化学療法の認容性、安全性について検討する。また、評価可能病変をもつ症例については抗腫瘍効果についても合わせて検討する。
判 定 承認
本審査は、全員一致で承認された。