倫理審査委員会

倫理審査委員会 平成25年11月13日(水)

審議内容

申請者 企画課専門職 會澤 正芳
課 題 院内がん登録全国データの相談支援における活用に関する研究について
研究の概要 集積されたがん登録情報を基に、相談支援センター(当院を含む全国397施設)において患者さんの相談支援に活用することができるシステムの開発を研究する。
判 定 承認
本審査は、全員一致で承認された。
申請者 救命救急センター部長 安田 貢
課 題 非侵襲的頭蓋内圧モニター(HeadSense)による頭蓋内圧測定の有効性に関する研究
研究の概要 脳血管障害、脳腫瘍、頭部外傷、水頭症、脳浮腫、頭蓋内感染症などの脳の病気や外傷により頭蓋内圧が上昇すると、意識が悪くなり、生命に関わることがあります。そのため、頭蓋内圧を測定することは、患者さんの病気や外傷の状況を把握して、治療方法を決めるために大切な検査です。現在、頭蓋内圧を測定する方法は、手術により頭蓋内(脳内)にチューブ状のモニターを挿入する方法が用いられています。この方法は、短時間ではありますが全身もしくは局所麻酔下での手術が必要な侵襲的なものであり、また、モニター挿入部の脳内出血や感染症、ベッド上安静が必要であることなどの危険性や患者さんの負担が伴います。ですから、頭蓋内圧モニターを挿入する手術を受ける患者さんは、重症の患者さんに限られています。また、手術前に頭蓋内圧を測定する方法はありません。この臨床研究では、手術を行うことなく非侵襲的に頭蓋内圧を測定できる機器(HeadSense)を用いて、患者さんの頭蓋内圧を治療前に測定して病態を速やかに把握し、今後受ける治療の必要性や緊急性を判断することができるかどうか、また、治療後の頭蓋内圧の正常化をHeadSenseにより的確に評価できるかどうかを研究します。
判 定 承認
本審査は、全員一致で承認された。
申請者 外来診療棟看護師 梶間 一恵
課 題 前立腺癌の内分泌療法を受ける患者の骨粗鬆症予防行動を支援するために~骨密度変化と予防行動を含む生活行動との関連性の調査~
研究の概要 水戸医療センター外来看護師は、前立腺がんの内分泌療法を受ける患者の骨粗鬆症予防行動を支援するために定期的に骨密度を測定し、骨密度の変化を把握するとともに骨密度と生活行動の関係を調査したいと考えました。
判 定 承認
本審査は、全員一致で承認された。
申請者 3階西病棟看護師 田中 なつみ
課 題 全身麻酔下の手術を受ける患者の術後せん妄を発症すると感じた直感の言語化-看護師へのインタビューからの分析-
研究の概要 全身麻酔下で手術を受けた患者の中には術後せん妄を発症する人もいる。現在、看護師は漠然と術後せん妄の発症を予感している。
そこで、看護師が術前に術後せん妄を発症すると感じた観察の視点を言語化し、直感の根拠を証明していくため、直感の働いた看護師へインタビューを行いカテゴリー別に分析していく。
判 定 承認
本審査は、全員一致で承認された。