申請者 | 救命救急センター長 | 安田 貢 |
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課 題 | 敗血症性播種性血管内凝固症における予後予測因子としてのProtein C活性の検討 | |
研究の概要 | さまざまな病気や怪我、大手術や重症感染症といった、いわゆる「重症」な状態になると、血液の流れを一定に保つ仕組みのバランスがくずれてしまい、体中に血の塊が出来て血管が詰まったり、逆に異常な出血を起こしたりします。この状態を播種性血管内凝固(DIC)といい、重篤な状態と認識されています。ただ、この病気についてはまだ不明な点も多く、最良な治療法が確立したとは言えない状況です。重症な感染症に合併すると、死亡率は30~40%に上ると言われています。 本研究では、重症な感染症が原因で起きているDICに対して適切な重症度の評価を行うことで、治療成績の改善につなげたりすることを目的としています。血液検査の項目であるProtein Cという値が、DICの死亡率を予測する因子になるかどうかを検討します。なお、研究の質をより高くするために、全国の国立病院機構の救命救急センターで、共同で研究を行います。 |
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判 定 | 承認 本審査は、全員一致で承認された。 |