申請者 | 神経内科医長 | 田代 裕一 |
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課 題 | アルツハイマー病診断における診断マーカーの探索(研究期間の延長) | |
研究の概要 | アルツハイマー病の正診率の向上、及び非典型的症状のアルツハイマー病やアルツハイマー病類似の非アルツハイマー病の認知症の鑑別を行えるようアルツハイマー病のバイオマーカーの探索を行うことを目的とする研究です。 | |
判 定 | 承認 本審査は、全員一致で承認された。 |
申請者 | 血液内科 化学療法室長 | 吉田 近思 |
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課 題 | ダサチニブ治療を受けた慢性骨髄性白血病患者におけるBIM遺伝子多型臨床試験 | |
研究の概要 | 従来、慢性期慢性骨髄性白血病の患者さんは治療の効果が続く限りはイマチニブやダサチニブ等のチロシンキナーゼ阻害薬を服用して頂いています。2012年に東アジア人種で多くみられるBIMと言う遺伝子の多型(健常者で1%以上みられる遺伝子変化)と慢性骨髄性白血病の治療薬であるイマチニブの有効性についての報告がありました。しかしながら、ダサチニブとBIM遺伝子の多型との関係については全く知られていません。そこで、関東CML研究会によるD-FirstおよびD-Newsの試験に参加されている患者さんにBIMの遺伝子多型の検査をお願いし、ダサチニブの治療効果との関係を調べることが本試験の目的です。 | |
判 定 | 承認 本審査は、全員一致で承認された。 |
申請者 | 救命救急センター 救急医療部長 | 安田 貢 |
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課 題 | 心拍再開した院外心停止患者における頭部CTの灰白質と白質のCT値による神経学的予後予測に関する研究 | |
研究の概要 | 院外心停止は本邦では約10万人/年発生しており、1か月後の神経学的予後良好患者は約2.5%しかいません。また、心拍再開した患者の予後を予測することは困難です。 心拍再開した心停止患者の予後予測指標として、生化学マーカー、電気生理学検査、画像検査など様々な研究がされています。その中でも頭部CTは、心拍再開後、どの施設も簡便に施行することが可能であり、頭部CTで予後予測ができれば、臨床的に非常に有用であります。 いくつかの研究では、頭部CTの灰白質と白質のCT吸収値の比(G/W ratio)が神経学的予後不良と関連することが報告されています。これらの報告では特異度は96-100%と高いものの、感度は14-63%とばらつきが多く、またG/W ratioの測定部位も一定していません。 そこで、本研究では心拍再開した院外心停止患者の頭部CTのG/W ratioが神経学的予後評価に臨床的に有用であるかどうかを評価するために、多施設共同研究を行います。 |
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判 定 | 承認 本審査は、全員一致で承認された。 |