倫理審査委員会

倫理審査委員会 平成29年02月08日(水)

審議内容

申請者 消化器科医長 石田 博保
課 題 消化器癌におけるFGFR2,HER2の蛋白質発現状況の調査を目的とした多施設共同研究(研究実施計画書番号:DS-Screen-001)
(院内共同担当者追加による変更申請)
判 定 承認
本審査は、迅速審査にて承認された。
申請者 副院長 米野 琢哉
課 題 悪性リンパ腫における細胞接着因子の発現についての検討
研究の概要 既存のAITLの症例の病理標本(パラフィンブロック)を使用し、高内皮細静脈の内皮細胞に発現している接着因子や、リンパ腫細胞と非腫瘍性のリンパ球の分布などを、免疫組織学的検討等を用いて評価する。また必要に応じて正常リンパ節など高内皮細静脈を発現している他の組織・臓器や他疾患についても病理標本(パラフィンブロック)を収集し、比較検討を行う。当院でAITLと診断された症例の病理標本を匿名化し、研究施設(福井大学、水戸済生会病院)に送付し、病理学的検討を行う。既存検体の匿名化資料を用いるため、研究対象者から文書または口頭による同意は得ない。本研究の公開は、福井大学医学研究支援センターホームページで行われる。
判 定 承認
本審査は、迅速審査にて承認された。
申請者 病棟部長 遠藤 健夫
課 題 高齢者化学療法未施行IIIB/IV期扁平上皮肺がんに対するnab-Paclitaxel+Carboplatin併用療法とDocetaxel単剤療法のランダム化第III相試験(CAPITAL Study)
(研究計画書変更による変更申請)
判 定 承認
本審査は、迅速審査にて承認された。
申請者 血液内科医師 堤 育代
課 題 未治療多発性骨髄腫に対するVRD(Bortezomib,Lenalimide,Dexamethasone)療法+自家末梢血幹細胞移植の有効性の検討
研究の概要 目的:未治療移植適応多発性骨髄腫に対するVRD療法による初回導入療法、bortezomib,低用量cyclophosphamide,G-CSFによる自家末梢血幹細胞動員と大量melphalan併用auto-PBSCTの有効性・安全性を検討する。対象:20歳以上65歳以下の未治療移植適応の多発性骨髄腫患者。試験デザイン:多施設共同第2相試験。主要評価項目:VRD療法終了時点でのCR/nCR割合
判 定 承認
本審査は、全員一致で承認された。
申請者 病棟部長 遠藤 健夫
課 題 喘息及び/又はCOPDと診断されたかその疑いがあると診断された患者を対象に、経時的な患者の特性、治療パターン、及び疾患の負荷の特徴を示し、今後の個別化治療法の開発を支援しうる喘息/COPDを見分けるアウトカムに関連する表現型及びエンドタイプを特定することを目的とした、最新の(NOVEL)縦断的(longiTudinal)観察試験(studY)
研究の概要 本試験は、経時的な患者の特性、治療パターン、及び疾患の負荷の特徴を示し、今後の個別化治療法の開発を支援しうる喘息/COPDを見分けるアウトカムに関連する表現型(疾患特性)及びエンドタイプ(根底にある生物学的プロセス)を特定することを目的とした最新の試験である。患者の遺伝子検査用血液検体の採取と解析を行う計画中のゲノム研究は、閉塞性肺疾患をさらに理解するために行われる。
判 定 条件付承認
同意説明文書の修正を行うことを条件に承認された。