倫理審査委員会

倫理審査委員会 平成29年05月10日(水)

審議内容

申請者 看護師 竹内 多真枝
課 題 副看護師長の役割遂行における困難と必要な支援-師長代行時に副看護師長が認識する困難に着目して-
課題の概要 本研究は、副看護師長が、看護師長の代行として各看護単位において看護管理責任者の役割を遂行する上で困難と認識していることを明らかにし、その困難克服のための支援について示唆を得ることを目指す。
本研究の成果は、副看護師長が認識する困難を言語化することを可能とし、看護師長、副看護師長が、その困難は「何であるか」を共通認識するための資料となる。また、この資料をもとに、看護師長は、副看護師長の困難に応じた支援の検討が可能となる。また、検討した支援を実践することにより、看護師長と副看護師長の効果的な協働を実現でき得るという点において意義を持つ。
判 定 承認
本審査は、迅速審査にて承認された。
申請者 血液内科 吉田 近思
課 題 アッヴィ合同会社の依頼による急性骨髄性白血病患者を対象としたベネトクラクスの第3相試験
課題の概要 薬理遺伝学的探索研究(任意)
薬理遺伝学DNA及びRNA検体の配列を判定し,ベネトクラクスやその他の治験薬の効果に関する薬物動態,有効性,忍容性,安全性について,データ解析を実施する予定である。こういった遺伝因子には,薬物代謝酵素や薬物輸送たん白の遺伝子,標的経路内の遺伝子,治療効果に関連すると考えられるその他の遺伝子,又は病態に関連する遺伝子などが含まれる。将来解析項目が決定した際には、改めて遺伝子倫理委員会へ報告の上、事前に承認を得ることとする。
検体の分析から得られる情報を用いて,治療効果,急性骨髄性白血病(AML)に関する科学的な疑問,又は新たな治療法の開発に影響する因子が得られることが期待される。
判 定 承認
本審査は、全員一致で承認された。