倫理審査委員会

倫理審査委員会 平成29年12月13日(水)

審議内容

申請者 消化器科 石田 博保
課 題 消化器癌におけるFGFR2,HER2の蛋白質発現状況の調査を目的とした多施設共同研究
課題の概要 研究計画書、説明文書・同意文書の変更申請
判 定 承認
本審査は、迅速審査にて承認された。
申請者 桜の郷看護学校 佐竹 良子
課 題 母性看護学演習でシミュレーションを導入した学習体験を為た看護学生が認知する学習成果
課題の概要 2年次カリキュラム科目「母性看護演習」において、シミュレーション教育を導入した“分娩期にある対象の看護”の学習を体験した看護学生が授業終了後に認知している学習成果を明らかにし、その特徴を考察する。研究方法は、学習成果を具体的内容で問う自由回答式質問、学習成果と学習取り組みを問う4段法選択式質問、対象の特性を問う選択式質問からなる質問紙を用いてデータを収集し、内容分析の手法を用いる。
判 定 承認
本審査は、迅速審査にて承認された。
申請者 桜の郷看護学校 片寄 典子
課 題 課題発見力を育てる演習プログラムの開発
課題の概要 近年、医療現場では看護師の臨床判断能力が必要不可欠である。先行研究において看護基礎教育で優先的に育成が必要な能力は、課題発見力を中心とした、シンキング(考え抜く力)である可能性が示唆された。課題発見力は、看護基礎教育で育成可能な社会人基礎力と考えられる。また、課題発見力は適格な臨床判断につながる基本的な能力であり、臨床現場でも常に自分の判断に責任が持てる看護師を育成する上で優先的に育成が必要な能力である。
判 定 継続審議  
申請者 泌尿器科 飯沼昌宏
課 題 水戸医療センター泌尿器科におけるロボット支援腹腔鏡下腎部分切除術導入について
課題の概要 小径腎癌(7cm未満)に対する標準術式は腎部分切除術であり、可及的に腎機能を温存することが推奨されている。さらに手術侵襲を低減するために腹腔鏡下腎部分切除術を導入しているが、腫瘍の位置によっては適応が困難な症例がある。自由に動くインスツルメントを持つダビンチでの腎部分切除術であればより確実そして安全に早く手術が可能である。保険適応が認められたが、算定するには10例の経験が必要である。当院で保険適応までの10例を保険適応外(病院負担)で開始する。ロボット支援腹腔鏡下前立腺全摘出術は70例を超える経験があり順調に行っております。
判 定 継続審議  
申請者 外科 加藤 丈人
課 題 消化器手術後や血糖変動が予想される患者さんに対する、持続的血糖測定センサーを後いた血糖変動についての研究
課題の概要 昨年12月に比較的安価な持続的血糖測定器(CGM);FreeStyleリブレProが発売されました。15分毎の血糖値を最大14日間まで持続的に測定し血糖変動の解析が可能です。
血糖値は随時採血で測定したりHbA1cなどを指標としますが、食事前後の変動や夜間の低血糖、周術期の血糖変動については把握が困難でした。
今回、FreeStyleリブレProを用いることで、食事・経管栄養・手術侵襲などによる血糖変動についての新たな知見が得られる可能性があると考え、臨床研究として行いたいと思います。
判 定 条件付承認
修正後の書類を提出することを条件に承認とする。