倫理審査委員会

倫理審査委員会 平成30年03月14日(水)

審議内容

申請者 薬剤部 植木 大介
課 題 カルボプラチンレジメンに対するパロノセトロンの遅発期制吐効果の検討
課題の概要 NCCNガイドライン2017ver2においてカルボプラチン(AUC≧4)レジメンは従来のMEC(催吐リスク30%~90%)からHEC(催吐リスク>90%)に変更された。それに伴い、カルボプラチン(AUC≧4)レジメンに関しては全例にNK1受容体拮抗薬(アプレピタント)を含む3剤併用制吐療法を行うことが望ましいと記載された。しかしながら当院のカルボプラチン(AUC≧4)レジメンの制吐療法は、従来の5-HT3受容体拮抗薬と比して半減期が長いパロノセトロンを使用している現状であり遅発期の悪心・嘔吐が懸念される。また、パロノセトロンをアプレピタントに切り替えることで医療コストを抑える効果があることも明らかとなっている。本研究においては、代表的なカルボプラチンプラチンレジメンである、1.カルボプラチン+パクリタキセル(一括)±ベバシズマブ療法、2.カルボプラチン+アルブミン懸濁型パクリタキセル療法における悪心の発現率を電子カルテを用いて後方視的に解析を行う。
判 定 承認
本審査は、迅速審査にて承認された。