申請者 | 呼吸器科 | 遠藤 健夫 |
---|---|---|
課 題 | 炎症性肺疾患の遺伝素因に関する研究 | |
課題の概要 | 本研究は、筑波大学を代表施設とする多施設共同研究であり、診療に対する介入を伴わない、試料等を用いた後ろ向き観察研究である。 気管支喘息とCOPD、間質性肺炎の発症や重症度、あるいは薬剤に対する反応性に関係する遺伝的要因を解明するため、候補遺伝子の多型について、ケース・コントロール関連解析により検討を加える。これにより、遺伝子多型と3疾患の発症および病態発現との関係を統計学的に解析する。統計学的に有意差が認められた多型については、多型の有無による蛋白機能の変化について解析を加える。さらには炎症性肺疾患の遺伝因子を明らかにするために、炎症性肺疾患発症の危険因子として明らかになっているアレルギー疾患(花粉症、アレルギー性鼻炎、アトピー性皮膚炎、薬剤・食物アレルギーや総IgE値)と呼吸器感染症(ウイルス及び細菌)についても遺伝的な検討を加える。 個人情報保護は連結可能匿名化によって行い、パスワードでガードされたコンピューター内、施錠付きのキャビネットなどに保存される。対象患者に対しては、文書による同意を得る。 |
|
判 定 | 承認 本審査は、全員一致で承認された。 |