倫理審査委員会

倫理審査委員会 令和02年02月12日(水)

審議内容

申請者 脳神経外科 山崎 友郷
課 題 開頭後頭痛の臨床研究計画 epidemiology of Post-craniotomy headache(EPoCH)
研究の概要 1.後方視的データ収集
開頭後頭痛は確立された病態、診断名であるが、報告が少なく、詳細は解明されていない。本研究では開頭後頭痛の疫学、症状、リスクファクター、経過、治療効果などを検討し、この疾患の概念を確立し、さらに開頭後頭痛の診断、予防、治療法を明らかとする。
2.前方視的治療介入研究
開頭後頭痛を発症した場合、対症療法のみとノイロトロピンを処方群に振り分け、治療効果を比較する。Ramdomized open label testとする。鎮痛薬の使用の制限はない。
判 定 条件付承認
修正後の書類を提出することを条件に承認とする。
申請者 救急科 土谷 飛鳥
課 題 日本航空医療学会ドクターヘリインシデント・アクシデント登録と要因分析に関する研究
研究の概要 近年、ドクターヘリの全国展開が急速に進み、年間27,000件を超える出動件数を誇るが、2016年神奈川県ドクターヘリの落着事故を受け、改めてドクターヘリの安全な運用・運航について検討がなされてきた。本研究では、全国の基地病院よりドクターヘリの活動に関するインシデント・アクシデントを収集し分析を行い、より安全な運用・運航に向けて対策を行う。
判 定 承認
本審査は、迅速審査にて承認された。
申請者 救急科 土谷 飛鳥
課 題 日本航空医療学会ドクターヘリ全国症例登録システム(JSAS-R)への登録・調査・分析に関する研究
研究の概要 近年、ドクターヘリの全国展開が急速に進み、令和元年10月31日時点で43道府県53機が配備され、年間27,000件を超える出動件数を誇る。各基地病院を中心とした運用形態は複雑化を増し、全容の把握が困難な状況である。本研究は、ドクターヘリに関する要請件数や重複要請、キャンセルなどの運行に関する事項の評価やドクターヘリが介入した患者、治療に関する事項について評価を行い、今後の活動に役立てる。
判 定 承認
本審査は、迅速審査にて承認された。
申請者 リハビリテーション科 斉藤 雅哉
課 題 開心術周術期における喫食率が歩行自立期間にもたらす効果についての検証
研究の概要 本研究は、当院心臓血管外科に入院し、待機的開胸手術患者を対象に、入院中の喫食率が身体機能の改善に影響を及ぼすか検討することを目的とする。開胸手術周術期の喫食率が身体機能に及ぼす影響に関しては一定の見解は得られておらず、本調査により開心術周術期患者の身体機能改善に関する喫食率を検討する一助になると考える。
判 定 承認
本審査は、迅速審査にて承認された。