倫理審査委員会

倫理審査委員会 令和03年09月08日(水)

審議内容

申請者 整形外科 小川 健
課 題 牽引下MRIによる母指CM関節の軟骨評価に関する研究
研究の概要 母指CM関節症は、閉経後女性の3人に1人が罹患していると言われており、本邦における患者数は1000万人を超えると試算される。母指CM関節の関節軟骨を評価する方法は確立されていない。単純X線やCTでは軟骨は抽出できず、MRIは軟骨が抽出できるが、関節軟骨同士は密に接しているため、両者の境界が不鮮明となり病変の正確な評価が困難な場合が多い。近年、牽引下にMRIを撮像することで、関節裂隙が開大し、関節軟骨の評価がしやすくなることが、複数の関節で報告されている。これを応用し、母指を重りにて牽引した状態でMRIを撮像し、非侵襲的に関節軟骨評価が可能かどうかの検証を行う。
判 定 条件付承認
修正後の書類等を提出することを条件に承認とする。
申請者 整形外科 小川 健
課 題 腓骨遠位端骨折にナチュラルコンタクトプレートFibulaロッキングシステムⅡを用いた一般使用成績調査
研究の概要 整形外科向けの生体内固定材料は欧米製品のシェアが高いが日本人の高齢者の骨格は欧米人に比べて比較的細く小さい為、欧米製品が必ずしも日本人の骨格に合うわけではない。日本人の骨格に合うように設計されたナチュラルコンタクトプレートFibulaロッキングシステムⅡが日本人の骨格に合うか、皮膚への侵襲が無いかの一般使用成績調査を行う。
判 定 条件付承認
修正後の書類等を提出することを条件に承認とする。
申請者 看護部 中川 理恵
課 題 体位変換における介助補助グローブ使用による看護師の心理的身体的効果
研究の概要 研究計画書の変更申請
判 定 承認
本審査は、迅速審査にて承認された。
申請者 外科 中村 亮太
課 題 肺癌術前患者における至適筋肉量評価の方法について PMIとBIA法での比較検討
研究の概要 研究期間の変更申請
判 定 承認
本審査は、迅速審査にて承認された。
申請者 企画課 野崎 基亜
課 題 院内がん登録とDPCを使ったQⅠ研究 2019年症例
研究の概要 目的:院内がん登録とDPCのEFファイルを使って一定の標準診療実施率を算定するため
対象及び方法:2016年10月~2019年3月の入外EFファイルと院内がん登録2015年対象症例を専用の「対象抽出・匿名化ソフト」を使用して提出データを作成
審査を希望する理由:当院は、地域がん診療連携拠点病院の指定を受けており、院内がん登録にかかる研究については、積極的な参加が求められている。
判 定 承認
本審査は、迅速審査にて承認された。