倫理審査委員会

倫理審査委員会 令和03年10月13日(水)

審議内容

申請者 循環器科 小泉 智三
課 題 OptoWireの使用感に関する委託調査
研究の概要 本調査では、CAGやPCIでの使用時に限定し、血管内圧測定用センサ付ガイドワイヤ(OptoWire)にてFFRおよびdPRを測定する際、対象病変まで当該製品を進める時に感じた使用感をフィードバックいただき、次世代製品の開発に利用する事を目的とする。契約期間終了後所定のアンケート用紙に使用感を記載する。
判 定 条件付承認
修正後の書類を提出することを条件に承認とする。
申請者 臓器移植外科 湯沢 賢治
課 題 厚生労働行政推進調査事業「心停止後臓器提供数の減少への効果的な対策に資する研究」における「心停止後臓器提供についての実態・意識調査」
研究の概要 心停止後の臓器提供件数を増やし、腎臓だけでなく欧米移植先進国の様に心停止後の多臓器提供を可能とするための厚生労働行政推進調査事業「心停止後臓器提供数の減少への効果的な対策に資する研究」(研究代表者:湯沢賢治)において、心停止後の臓器提供の課題を抽出する目的で、全国の心停止後臓器提供経験施設、心停止後臓器提供関心施設、移植経験施設、都道府県臓器移植コーディネーターへ、心停止後の臓器提供の問題点・負担軽減策などのアンケート調査を実施する。
判 定 承認
本審査は、迅速審査にて承認された。
申請者 看護部 森 勇樹
課 題 循環器内科、心臓血管外科病棟に入院していた患者の転倒転落要因分析
研究の概要 A病棟では毎年約20件程度の転倒転落が発生している。昨年度の転倒転落発生率は、1.4‰であり院内全体の平均1.2‰より高い発生率である。発生後カンファレンスを実施し、転倒転落対策を検討しているが、発生件数の減少はほぼみられていない。また、2020年に行われた約500床の急性期病院での先行研究では、院内全体の転倒転落発生率は1.91‰であったが、循環器内科2.38‰、心臓血管外科2.28‰と院内全体の転倒転落発生率よりも高い結果となっている。そのため、循環器内科、心臓血管外科の転倒転落の発生要因を分析する研究に取り組みたい。
判 定 承認
本審査は、迅速審査にて承認された。
申請者 脳神経外科 山崎 友郷
課 題 茨城県における急性期脳主幹動脈閉塞に対する救急診療と施設間連携の実態調査
研究の概要 茨城県における急性期脳主幹動脈閉塞の救急搬送(施設間転送を含む)、急性期診療および臨床転帰の実態を把握するとともに、臨床転帰に影響する因子を探索することで問題点を明らかにする。参加施設の臨床データおよび画像データに基づき、1次評価項目として、急性期脳主幹動脈閉塞例の90日後日常生活自立(mRSO-2)率、救急隊による急性期脳主幹動脈閉塞疑いの判定の感度・特異度・判別能を評価する。本研究による茨城県のELVO(脳主幹動脈閉塞症例)救急搬送体制の検証により、全県的なELVOの転帰改善を可能とする診療体制の確立を目標としている。
判 定 承認
本審査は、迅速審査にて承認された。