倫理審査委員会

倫理審査委員会 令和04年07月13日(水)

審議内容

申請者 臨床研究部 湯沢 賢治
課 題 遺伝子関連情報を基軸にした効率的免疫抑制管理による革新的長期管理ロジック開発におけるHLA抗体検査実態調査の二次調査
研究の概要 参加施設研究責任者の変更申請
判 定 承認
本審査は、迅速審査にて承認された。
申請者 整形外科 小川 健
課 題 新鮮骨粗鬆症性椎体骨折患者の1週間安静入院による保存加療に関する臨床研究
研究の概要 研究代表者および研究期間の変更申請
判 定 承認
本審査は、迅速審査にて承認された。
申請者 臓器移植外科 小﨑 浩一
課 題 日本透析医学会の「統計調査」への参加
研究の概要 研究代表者の変更申請
判 定 承認
本審査は、迅速審査にて承認された。
申請者 臓器移植外科 小﨑 浩一
課 題 難治性腹水に対する腹水濾過濃縮再静注法(CART)の研究
研究の概要 研究代表者の変更申請
判 定 承認
本審査は、迅速審査にて承認された。
申請者 臓器移植外科 小﨑 浩一
課 題 腹水濾過濃縮再静注法(CART)における採取腹水長期常温保存の臨床使用への可能性の検討
研究の概要 研究代表者の変更申請
判 定 承認
本審査は、迅速審査にて承認された。
申請者 臓器移植外科 小﨑 浩一
課 題 茨城県内の透析導入患者コホートの形成と予後調査
研究の概要 研究代表者の変更申請
判 定 承認
本審査は、迅速審査にて承認された。
申請者 臓器移植外科 小﨑 浩一
課 題 低温保存腹水CART(腹水濾過濃縮再静注法)の安全性に関する検討 ~CART研究会・多施設共同研究~
研究の概要 研究代表者の変更申請
判 定 承認
本審査は、迅速審査にて承認された。
申請者 整形外科 小川 健
課 題 手関節周辺疾患に対する造影ダイナミックMRIの有用性に関する研究
研究の概要 キーンベック病(月状骨軟化症)とは、手関節の中央に位置する月状骨が壊死し潰れていく進行性で、未だに原因が特定されない疾患である。研究代表者らは自己骨髄血移植による骨再生治療をキーンベック病に応用し新しい治療法を開発し、基礎的研究も合わせて報告してきた。未だ不十分な月状骨髄内血流の評価が本研究の柱である。造影ダイナミックMRIを用いてキーンベック病の診断と経時的な評価を定量的に行うとともに、手関節周辺疾患についても骨髄内や周辺組織の血流評価を行うことで、鑑別診断や病態解明を目指す。造影MRIは通常の診療範囲内の検査であり、その解析方法を確立することが、本研究の目的である。
判 定 承認
本審査は、迅速審査にて承認された。
申請者 救急科 堤 悠介
課 題 院外心肺停止(OHCA)に対するガイドライン推奨治療のtreatment variationの検証
研究の概要 院外心肺停止の診療についてILCORを代表とするガイドラインで、様々な治療がクラス別に推奨されているが、施設間での施行割合に差(treatment variation)は検討されていない。そこでILCOR2020ガイドライン推奨治療の代表的なものについて施設間(病院前治療については救急隊間)の施行割合を検証し、OHCAにおけるtreatmet variationを明らかにすることを目的として本研究を行う。
判 定 承認
本審査は、迅速審査にて承認された。
申請者 神経内科 相澤 哲史
課 題 免疫チェックポイント阻害薬を使用した担癌患者における免疫関連有害事象(irAE)発現に影響を与える因子を探索する後ろ向き症例集積研究
研究の概要 免疫チェックポイント阻害薬(immune check point inhibitors:ICIs)による免疫関連有害事象(immune related adverse events:irAEs)の発現リスクに関わる可能性のある血清自己抗体が、irAEs発症例においてICIs投与前に存在しているかを調べられる環境を整えることを目的とする。本研究ではirAEsを発症した症例で、ICIs開始前に遡って自己抗体を測定できるよう、当院呼吸器内科でICIs治療を行う全例の治療前血清を、診療で行われた採血(生化学検査)の残りの血清を利用して1-2mLを凍結保存し、irAEを発症した症例でのみ遡って個別にICIs開始前に自己抗体を有していたかを測定し、リスク因子として有用であるかを検証する。
判 定 承認
本審査は、迅速審査にて承認された。
申請者 心臓血管外科 佐藤 真剛
課 題 亜急性期大動脈解離に対するステントグラフト治療の中期成績
研究の概要 亜急性期大動脈解離に対して当科では2017年より早期エントリー閉鎖を目的としたステントグラフト内挿術を行っており、そのプロトコール(使用デバイス・サイズ選択・手術時期・手術時留置点)は一貫して統一してきた。これまで当科ではPETTICOTEの効果や至適治療時期の検討などを行ってきたが、今回の研究では、当科のプロトコールにて手術した患者について中期予後(術後早期臨床転帰・大動脈解離関連回避率・再インターベンション回避率・リモデリング達成率など)を検証し、亜急性期大動脈解離の治療指針について当科のプロトコールの妥当性を検討する。
判 定 承認
本審査は、迅速審査にて承認された。
申請者 放射線科 田中 善啓
課 題 放射線診断における遠隔3D画像作成運用の可能性と検証
研究の概要 院内ワークステーション操作コンソール画面を専用ノートPC上で共有し、ネットワーク接続することで、遠隔においてもリアルタイムに3D画像や仮想透視画像を作成できる環境を構築する。これにより、在宅中の診療放射線技師は、夜勤休日に依頼される3Dを含めた画像処理を、持ち帰った専用ノートPC上で対応が可能になるため、検査の質とスピードが高いレベルで均一化されると同時に、効率化が実現され、高度な画像診断をより多くの患者に提供できるようになることが期待できる。
判 定 承認
本審査は、迅速審査にて承認された。
申請者 外科 中村 亮太
課 題 肺癌術前の筋量・筋力が術後に与える影響についての研究
研究の概要 我々は、骨格筋と肺癌治療について検討を重ねてきた。2019年にアジア版サルコペニアのガイドライン改定が施行され、新しい知見が加えられた。そこで、①:術前筋量をBioelectrical impedanceanalysis(BIA法)を用いskeletal muscle indexを算出、②:術前筋力を肺機能検査からpeak expiratory flow rate(PEFR)を選択。各々のcut off値から正常群VS異常群として臨床・病理学的な特徴を比較検討する。術後の合併症、予後に与える影響が明らかになれば、筋量・筋力は術前に評価可能な因子で有り、術前の有益な情報になる可能性がある。
判 定 承認
本審査は、迅速審査にて承認された。
申請者 整形外科 森田 純一郎
課 題 寛骨臼骨折に対する骨盤模型を用いたプレート成形の有効性を検討する観察研究
研究の概要 寛骨臼骨折に対して良い治療成績を得るためには、解剖学的整復を得て、プレート・スクリューで正確に保持する手術を行うが、限られた術野の中で神経血管束を避けながら複雑な立体構造にプレートを正確に合わせて成形する必要があるため、難易度が高く、手術時間も長くかかる。骨盤模型や、CT画像を基に作成した三次元石膏実体模型に合わせて事前に成形したプレートを手術で使用した報告があるが、骨盤形態の個体差や費用面で課題が残っている。人工関節置換術などの高難度な手術前には、CTデータを用いて3Dソフト上で術前計画を行うことが一般的だが、寛骨臼骨折に使用するインプラントの3Dデータが公開されておらず、3D上で術前計画を行えない。骨盤模型を用いて、予め成形したプレートテンプレートが、さまざまな患者の骨盤に十分適合すれば、手術時間の短縮や合併症の減少に寄与する可能性がある。本研究の目的は、骨盤模型を用いて成形したプレートテンプレートが3D骨モデルにどの程度フィットするかを解析し、寛骨臼骨折手術において有効かどうかを評価することである。
判 定 承認
本審査は、迅速審査にて承認された。
申請者 脳神経外科 山崎 友郷
課 題 茨城県のELVO(Emergent Large Vessel Occlusion)スクリーンによる主幹動脈閉塞搬送システム導入による臨床転帰に与える影響について後ろ向き観察研究
研究の概要 脳主幹動脈閉塞に対する血栓回収療法は複数のランダム化試験によりその効果が証明された。迅速な治療が転帰改善の鍵となるが、治療体制の整備とともに、搬送時間短縮も良好な転帰を得るために重要である。茨城県では2021年4月から脳主幹動脈閉塞症例に対してELVO(Emergent large vessel occlusion)スクリーンによる搬送システムが導入され、脳主幹動脈閉塞が疑われる症例は血栓回収可能施設に直接搬送されることとなった。同システム導入前後での当院における治療実態、臨床転帰の影響を検討する。
判 定 承認
本審査は、迅速審査にて承認された。
申請者 外科 山本 恭彰
課 題 横行結腸癌の発生部位の差における至適術式についての後ろ向き観察研究
研究の概要 大腸癌は罹患数・死亡数が増加傾向にあり、そのため大腸癌治療の改善は効果が高い。大腸癌治療は進行度により、内視鏡治療、外科的治療、化学療法、放射線療法などが用いられるが、切除可能であれば切除が原則である。外科手術は現在においても根治を望める強力かつ根本的な治療法である。大腸癌は発生部位により術式が異なるが、それぞれの部位に対して術式の定型化がすでになされている。しかしながら、横行結腸癌に関しては、発生頻度の低さ、解剖学的異形の多彩さ、術後合併症の高さなどから、施設・担当医によって術式の選択や質が一定せず、そのため横行結腸癌は臨床研究から除外されることが多かった。横行結腸癌は発生頻度が低いものの、大腸癌全体が増加してきている現状を踏まえ、至適な治療法の検索は急務である。当院で横行結腸癌と診断され根治手術を施行した症例に対して、解剖学的局在と選択術式を基準にして短期予後、長期予後を後ろ向きに比較検討する。それにより、腫瘍部位に依った至適術式の評価を図る。
判 定 承認
本審査は、迅速審査にて承認された。
申請者 外科 米山 智
課 題 胃切除術後の再建形成と骨格筋量・体脂肪量変化の関連および臨床経過との関連についての研究
研究の概要 胃癌に対する治療法には進行度により内視鏡的治療や手術、化学療法等が行われる。内視鏡的治療や化学療法が発達した現在においても外科的切除は主要かつ根本的な治療法である。胃癌に対する手術としては胃全摘術、幽門側胃切除術、噴門側胃切除術、縮小手術等が行われる。なかでも胃全摘術もしくは幽門側胃切除術は行われる頻度が高い。幽門側胃切除の再建方法としてはBillroth-I(B1)法、Billoth-Ⅱ(B2)法、Roux-en-Y(RY)法等、種々の再建方法が行われている。それぞれの再建方法は解剖学的な理由や術者の習熟度等を基に選択される。胃切除後は貯留能・消化吸収能力低下のため、体重減少がほぼ必発であるが、各再建形式の差については明確なエビデンスが乏しい。よって本研究では胃切除術後の再建方法と術後栄養状態、特に骨格筋量と体脂肪量に着目して検討する。当院で、胃癌の診断で幽門側胃切除術を施行した症例のうち、術前および術後1年目の時点のCTで腸腰筋量、体脂肪量を評価できた症例を対象とし、診療録をもとに再建形式とこれらの栄養状態評価について後ろ向きに比較検討する。またこれらの指標の変化を生じさせる因子の同定が可能か、栄養指標と臨床経過との関連についても評価する。
判 定 承認
本審査は、迅速審査にて承認された。
申請者 放射線科 木村 恭彦
課 題 抹消動脈疾患に対する血管内治療の医療被ばくに関する多施設共同後ろ向き観察研究
研究の概要 本研究は、わが国の抹消動脈血管疾患に対するEVTに関して、血管撮影装置表示値を指標とした医療被ばくの実態に関する全国調査を実施し、治療部位別の医療被ばくの実態を把握することで診断参考レベル策定のためのデータを構築し、患者被ばく防護の最適化に寄与することを目的としています。
判 定 承認
本審査は、迅速審査にて承認された。