申請者 | 外科 | 栗原 秀輔 |
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課 題 | 非小細胞肺癌切除例の予後とサルコペニアの関係についての研究 | |
研究の概要 | 近年、サルコペニアの概念が高齢者の中で注目を浴びている。サルコペニアの評価として、CTの第3腰椎近傍の腸腰筋面積の和である”psoas muscle index(PMI)”や体組成計を用いた”biological impedance analysis(BIA法)”を用いて骨格筋の減少を提唱している。サルコペニアガイドラインでは、骨格筋量の測定はBIA法を推奨しており、消化器癌ではBIA法による骨格筋減少の評価はされているが肺癌では報告が無い。予後との関連が明らかになれば、非侵襲的検査で予後因子を評価する事が出来る可能性がある。 | |
判 定 | 承認 本審査は、迅速審査にて承認された。 |
申請者 | 整形外科 | 小出 知輝 |
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課 題 | 上肢外傷手術患者の手指腫脹に対する治打撲一方の有効性を検討するランダム化比較試験 | |
研究の概要 | 四肢外傷では、受傷部位を中心とした腫脹を伴う。外傷後の腫脹に対して治打撲一方が臨床的に有効であると認識されているが、臨床的に報告した文献は少ない。本研究の目的は、上肢外傷手術患者の手指腫脹に対する治打撲一方の有効性を検討することである。当院での上肢外傷手術患者をランダムに治打撲一方内服群、非内服群に分けて、腫脹消退の程度を定量的に比較することで、治打撲一方の臨床的な有効性を検討する。 | |
判 定 | 承認 本審査は、迅速審査にて承認された。 |
申請者 | 整形外科 | 小川 健 |
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課 題 | 骨脆弱性骨盤輪骨折における保存/手術療法における臨床成績に対する多機関観察研究 | |
研究の概要 | 骨脆弱性骨盤輪骨折は骨脆弱性を背景とした低エネルギー外傷による骨盤輪骨折である。多くの症例で安静と鎮痛薬を中心とする保存療法で治療可能であるが、重症度の高い不安定型の骨脆弱性骨盤輪骨折では手術介入が必要な症例も存在する。一方で保存療法のプロトコールや、手術介入するべき基準は定まっていない。安静期間、荷重を開始する時期や併用すべき薬物療法、手術の時期や術式など、機関間格差が大きく統一した見解は得られていない。本研究の目的は、多機関後方視に、骨脆弱性骨盤輪骨折における保存/手術療法における臨床成績を評価し、その臨床成績に影響を与える因子を調査することである。今回、筑波大学関連病院に入院した骨脆弱性骨盤輪患者のデータをとりまとめて解析を行う。 | |
判 定 | 承認 本審査は、迅速審査にて承認された。 |