倫理審査委員会

倫理審査委員会 令和05年12月13日(水)

審議内容

申請者 看護部 浅野 なつみ
課 題 看護師が実施するNPPVマスク装着時のベルト固定や留意点の違いを明らかにする
研究の概要 当院の令和4年度における人工呼吸器装着患者は595人、総数に占める非侵襲的陽圧換気療法(以下、NPPV)の患者数は152人であった。NPPV装着患者の中で、皮膚の発赤やマスクサイズが合わない等の問題が発生した患者数は13人(8.5%)であった。
院内の呼吸ケアサポートチーム(以下、RST)の協力のもと医療機器関連機器圧迫創傷(以下、MDRPU)が発生しないように、保湿や除圧、皮膚保護剤を使用して予防を図っている。しかしNPPVマスクの装着部位の頬や鼻根部に発赤が生じてしまう現状にある。
先行研究で、二宮らは、NPPV使用においてリークに対応するためにマスクの締め付け力を大きくしている¹ことがMDRPUの発生要因の一つとして考えられると述べられている。その他にも様々な要因があるが、今回は、NPPVマスクのベルト装着に着目し、スタッフによってベルトの締め具合や、装着する上での留意点に違いがあるのか明らかにしたいと考えた。
判 定 承認
本審査は、全員一致で承認された。