眼科

診療案内

 眼は、直径24mm位の小さな組織ですが、何と人間の情報の80%以上は、眼から入ると言われています。老化に伴い、老視(老眼)だけでなく、白内障も始まってきます。40歳を過ぎたら年に一度の眼の健康診断を受けるのが良いのですが、健康診断などで眼の異常を指摘された場合には、当科での精密検査をお勧めします。

治療方針

 人間ドックや健康診断にて、眼の病気の疑いを指摘された患者さんや、他院での検査の結果、当院での精密検査や手術が必要な患者さんに対して、適切な検査ならびに治療を行います。複雑な疾患で治療に難渋する患者さんに、充分な時間をかけて診察および病気の説明を行うとともに、手術終了後や治療方針が決定した後には、連携している医院へすみやかに逆紹介します。連携医院をかかりつけ医として通院していただき、変化があった際には、連携医からの紹介で再度受診していただく体制が整っています。

対応疾患

外眼部疾患(眼瞼内反症、眼瞼炎、麦粒腫、霰粒腫など)
前眼部疾患(細菌性結膜炎、ドライアイ、アレルギー性結膜炎、角膜炎など)
白内障、ぶどう膜炎、緑内障、網膜疾患(糖尿病網膜症、網膜静脈閉塞症、中心性網脈
絡膜症、網膜裂孔)、黄斑疾患(加齢性黄斑変性症、黄斑円孔、黄斑上膜など)、脳神経関連疾患、斜視・弱視、眼精疲労、片頭痛

治療実績

最近3年間の手術実績は以下の通りです。

  平成29年度 平成30年度 平成31~令和1 令和2年度 令和4年度
水晶体再建術(白内障手術) 284件 240件 233件 199件 156件
硝子体手術 10件 4件 4件 8件 1件
外眼手術 22件 17件 19件 16件 18件

 白内障手術は、入院手術、日帰り手術、いずれも行っております。
外眼部手術(眼瞼下垂、眼瞼内反症など)及び翼状片手術は、基本的に日帰り手術で行います。
又、網膜疾患、黄斑疾患に対する抗VEGF療法にも対応いたします。尚、硝子体手術は今年度から行われなくなりました。再開時には、お知らせいたします。
手術前には、充分な時間をかけて患者さんの状態および治療の方針を含め、納得の行く説明を心がけています。また、安心して手術が受けられるようにスタッフ一同でサポートしています。
入院前から、看護師や薬剤師と協力して、患者さんが正しい点眼を上手にできるようになるまで、丁寧に点眼の仕方の指導・説明をしています。