泌尿器科

診療案内

泌尿器科
医療情報部長、医長 飯沼昌宏
医長 市村靖
医師 高橋佳子、高橋祥太

人工尿道括約筋手術開始しました。

(多分)茨城県唯一の実施施設です

前立腺全摘術術後等の腹圧性尿失禁に対する究極の治療です

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前立腺肥大症に対する治療

1)Rezumによる経尿道的水蒸気治療:

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2)UroLiftシステムによる経尿道的前立腺吊り上げ術

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3)HoLEP : Holmium Laser Enucleation of the Prostate

MIST:REZUM治療やUroLift治療

高齢や種々の合併症により、手術侵襲に耐えられない患者にはREZUMによる治療やUROLIFTにより治療します。前立腺が大きく(80ml以上)て、手術侵襲に耐えられる患者にはHoLEPを行います。患者の全身状態、前立腺の状態により最適な治療方法を提案、実施してまいります。

前立腺生検

従来法より正確に診断するMRI融合標的生検システムを行っています

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クリアペトラを使用した細径腎盂鏡によるPNL(経皮的腎結石破砕術)

尿路結石ガイドラインでは、2cmを越える結石に対してPNLが推奨されております。当科ではクリアペトラ使用により18Frの腎瘻にサイズダウンすることができました。これにより、出血のリスク低下が期待されます。

ESWL機器を更新いたしました。

ESWL機器を下記に更新しました。レーザーによる経尿道的手術、クリアペトラを使用し細径となった経皮的手術とあわせ、すべての尿路結石に対して対応いたします。

泌尿器科ロボット支援手術症例が631例を突破しました。

2016年3月29日に第1例を開始し、以下の手術を行ってまいりました。(2025年1月10日まで)

ロボット支援腹腔鏡下前立腺全摘術 478例
(2016年3月29日開始)

ロボット支援腹腔鏡下腎部分切除術 110例
(2018年4月25日開始)

ロボット支援腹腔鏡下膀胱全摘術  37例
(2021年2月9日開始)

ロボット支援腎尿管全摘術      5例
(2022年11月22日開始)

ロボット支援根治的腎摘出術     1例

先生方からのご支援のおかげでこれだけの症例を実施できました。引き続き、よろしくお願いいたします。

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主要疾患に対する手術件数

疾患別 術式 2020 2021 2022 2023 2024
前立腺がん ロボット支援前立腺全摘術 50 51 72 65 66
前立腺肥大症 HoLEP(レーザーを用いた内視鏡治療) 3 31 26 30 33
MIST 16 12
膀胱がん 経尿道的膀胱腫瘍切除術(TUR-BT) 107 128 106 103 137
開腹膀胱全摘出術 7 4 2 1 0
ロボット支援膀胱全摘出術 6 8 11 12
114 138 116 115 149
腎盂・尿管がん 腹腔鏡による腎尿管全摘術 8 10 11 16 11
ロボット支援腎尿管全摘術 0 0 1 2 2
8 17 9 18 13
腎がん 開腹による腎摘除術 1 0 2 0 0
腹腔鏡による腎摘除術 7 12 3 9 5
ロボット支援腎摘除術 0 0 0 0 1
開腹による腎部分切除術 3 1 1 0 0
ロボット支援腎部分切除術 14 22 14 25 21
25 35 20 34 27
尿路結石 経尿道的尿路結石砕石術(TUL) 96 92 116 130 97
経皮的腎砕石術(PNL) 10 8 7 11 11
体外衝撃波砕石術(ESWL) 39 41 19 22 19
145 141 142 163 127

疾患治療別待機日数、入院日数の目安(2025年1月現在)

疾患 治療内容 治療方針確定から
治療開始まで
入院日数の目安
前立腺がん 手術 1ヶ月前後 10-12日間
生検 1ヶ月前後
緊急は数日内
経直腸:2日間
経会陰:3日間
膀胱がん 経尿道的手術 1ヶ月以内 5-7日間
膀胱全摘術 1-2ヶ月 3週間程度
腎がん 手術 1ヶ月前後 10日間程度
尿路結石 経尿道的手術 1ヶ月以内 4日間
経皮的手術 1ヶ月前後 10日間程度
体外衝撃波治療 1ヶ月前後 2日間

当科では泌尿器科疾患全般を対象に診療しております。

(代表的な疾患)
泌尿器悪性腫瘍
 前立腺がん、膀胱がん、腎がん、腎盂尿管がん、精巣がん

尿路結石症
 腎結石、尿管結石、膀胱結石、尿道結石

前立腺肥大症

尿路感染症
 膀胱炎、腎盂腎炎、腎膿瘍

 特に、泌尿器悪性腫瘍に対するロボット支援手術や腹腔鏡下手術、尿路結石に対する内視鏡手術、前立腺肥大症に対するMISTならびにレーザー手術に力を入れております。
 ロボット支援手術認定術者は4名で、2名はロボット支援手術のプロクター(膀胱・前立腺 2名、副腎・腎(尿管)1名)を有しております。
 また、2名の腹腔鏡技術認定医が所属し、安全性と確実性を確保しております。
 尿路結石に対しては、硬性尿管鏡、軟性尿管鏡、腎盂鏡、ホルミウムレーザー、リソクラスト、クリアペトラを駆使することで上部から下部までの結石に対応いたします。大きな(2cmを超える)結石では経皮的手術(PNL)、結石の位置、大きさによっては体外衝撃波治療(ESWL)も行います。PNLについてはクリアペトラを導入し、腎瘻のサイズダウンをしています。ESWLは更新しています。当院のホルミウムレーザーは市販されている機種のなかでは最も高出力です。
 前立腺肥大症に対しては患者の前立腺サイズ、全身状態を考慮してMISTやレーザー手術を提案行っております。
 抗がん剤治療は最新のガイドラインや臨床成績を参考にして、当科で導入、管理しております。

研究

当院は、NCDに参加しています。

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