放射線科

MRI検査

MRI検査機器 MRI検査機器

MRIとはMagnetic Resonance Imaging(磁気共鳴画像)の略語で,磁気と電波を利用して,あらゆる断面の画像を得ることができる撮像方法です。

 姿勢を変えることなく、あらゆる角度から体のいろいろな部分断面像を得ることができます。
 X線撮影やCT検査のようにX線を使いませんので、被ばくの心配もありません。脳、脊椎、四肢の他、子宮や卵巣、前立腺などの骨盤腔領域などの診断に有用な検査です。

 病変のより詳細な情報を必要とする場合に造影剤を使用します。造影剤を使うことで病変をより明確に描出することができます。

また、安全に検査を行うため、

・心臓ペースメーカーを使用している方
・手術の既往があり、体内に金属性の物を埋め込んでいる方
・妊娠しているまたはその可能性がある方

などは検査が出来ない可能性があります。

MRI装置を更新しました!

 令和8年3月よりMRI装置1台を更新し、MAGNETOM Cima.X(シーマエックス)を新たに導入しました。
本装置は Siemens Healthineers が開発した高性能MRIで、従来装置よりも高精細な画像をより短時間で取得できることが大きな特長です。
Cima.Xには、最大200mT/mという非常に強力な傾斜磁場システムが搭載されており、従来装置では描出が難しかった体内の微細な構造や神経線維の変化をより詳細に観察することが可能になりました。これにより、脳疾患や腫瘍などの診断において、より多くの情報を得ることが期待されています。
 また、ディープラーニング技術を用いた画像再構成機能により、画質を維持したまま撮像時間を短縮することができます。検査内容にもよりますが、従来と比較して約20〜30%程度の検査時間短縮が期待され、患者さんの負担軽減にもつながります。
 さらにこの装置では、従来のMRIでは難しかった高精細な拡散MRIの撮影が可能となり、脳の神経線維の構造や組織の微細な変化をより詳しく評価できるようになりました。これにより、神経疾患や腫瘍の診断、研究分野においても新しい知見が得られる可能性があります。
当院ではこの新しいMRI装置の導入により、より精度の高い画像診断と安全で快適な検査環境の提供に努め、地域医療のさらなる向上に貢献してまいります。