核医学(RI:Radioisotope)検査はγ(ガンマ)線が特殊な結晶で発光する性質を利用します。このγ線を検出し画像にして診断を行う検査です。
核医学検査に使用する微量放射性医薬品は数十種類あり、これらを体内に注射または飲用して、体内の各部位における放射線分布や形態を専用のカメラ(ガンマカメラ)で画像や検査値にとらえて多種多様の検査を行います。検査は脳・甲状腺・心臓・肺・肝臓・腎臓など様々な臓器で検査方法や検査時間もそれぞれで異なります。
核医学検査で使用する放射性医薬品は、微量で時間とともに減少していくため、最終的に検査を受ける本人や周囲の人への影響は心配ありません。安心をして検査が受けられます。
また当院では、放射性医薬品を使用した核医学治療(内用療法)を行っています。
内用療法とは、主にα線、β線を放出する核種が用いられ、特定の放射性物質を含んだ薬を注射または飲用して体内に投与し、その薬から出される放射線によって病気を治療する方法です。
治療内容など分からないことがありましたら、医師やスタッフにお尋ねください。