鼻と口にマスクを当てて酸素を吸っていただきます。
きもちをゆったりとさせてゆっくり呼吸をしてください。
意識をなくすためのお薬を点滴からいれると、いつの間にか眠ってしまいます。
酸素の通り道を確保するために、口からチューブを挿入します。
その際、弱い歯やグラグラしている歯があるときには、歯が欠けたり抜けたりするすることがありますので、手術前にあらかじめお申し出ください。
手術中は、担当麻酔科医が患者さんの状態と手術の進行状況をみながら、麻酔の深さや人工呼吸の条件を適切に調節して、最適の麻酔状態を保ちます。
硬膜外麻酔は、脊椎(背骨)の中にある脊髄のすぐ近くの硬膜外腔という場所に、局所麻酔薬をいれて、手術部位の痛みを無くす、あるいは軽くする麻酔法です。
硬膜外麻酔の流れは次のページに書いてあります。
硬膜外麻酔について
脊髄くも膜下麻酔では、細い針を使って脊髄液が満たされている場所に局所麻酔薬をいれ、脊髄を麻痺させます。
この麻酔が効いている間(3~6時間)は、感覚がなくなり、足を動かせなくなります。
体位や消毒方法、最初の痛み止めの注射は硬膜外麻酔の場合と同じ方法です。
麻酔の効き目を確かめてから、手術が始まります。