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病院のご案内

診療科・部門

整形外科・リハビリテーション科

 
骨・運動器部長 小川 健
整形外科医長 松丸 直人
リハビリテーション科医長 葉梨 裕幸
医 師 上原 知泰/森田 純一郎/小林 賢司/中島 俊

 当院は茨城県ドクターヘリの基幹病院を兼ねる県央地区の地域中核病院であり、整形外科では急性期外傷診療を主軸としながら、運動器疾患全般にわたり主として手術による治療を行っています。6名のスタッフと1名の後期研修医、1名の非常勤医師(脊椎外科)で診療にあたっており、確立された治療法を確実に行うことを重視しています。また、各医師の専門領域(上肢機能再建外科、外傷、脊椎、関節外科)においては、より高度な医療を提供しています。

 地域における整形外科の役割は、救急・急性期医療を行うこと、精査を行い診断を確定すること、適応を見極めて適切な手術を行うことと考えています。術後の経過観察は整形外科で定期的に行いますが、急性期医療を行った後の回復期・慢性期の診療は地域の医療機関(かかりつけ医やリハビリ関連病院)に継続をお願いしており、病診連携を積極的に行っています。

 リハビリテーション科は23名(理学療法士13名/作業療法士7名/言語療法士3名、非常勤含む)のスタッフで診療にあたっており、入院リハビリテーションを主軸としています。

治療方針

 「患者さんが自分達の家族だったらどうするかと考え治療方針を決定する。」というのが当科のスタッフの基本理念です。外来診療では患者さんの訴えを聞き、適切な検査・治療・アドバイスを行い、大きな疾患の見逃しが無いように努めます。 また入院診療では、早期社会復帰を目指し適切な治療、リハビリテーションを行い合併症の早期発見に努めています。 高齢者は、合併症を極力避けるために後療法を早めに行い、早期退院を目指しています。

対応疾患
脊椎・脊髄疾患 腰椎椎間板ヘルニア、腰椎分離(すべり)症、変形性脊椎症、脊柱管狭窄症、化膿性脊椎炎、脊髄腫瘍、脊椎骨折・脱臼
関節・疾患 変形性股関節症、変形性膝関節症、肩関節周囲炎・腱板断裂、大腿骨骨頭壊死
外傷一般 骨折・脱臼一般、偽関節・変形性治癒骨折
骨代謝・骨系統疾患 骨粗しょう症、痛風・結晶性関節炎
スポーツ外傷 反復性肩関節脱臼、膝半月板損傷、足関節靭帯損傷、離断性骨軟骨炎、野球肘・肩
手、足の外科 絞扼性神経障害、月状骨無腐性壊死、デュプイトレン拘縮、外反母趾
小児整形疾患 先天性股関節脱臼、ペルテス病、大腿骨頭すべり症
手術実績

 以下に、整形外科における2020年10月から2021年9月までの1年間の手術実績を示します。当科では、上肢機能再建外科、外傷、脊椎、人工関節といった専門分野の手術に力を入れています。疾患の評価や手術適応、全身状態を検討して安全・確実に手術を行うように心がけています。入院手術治療、専門的な精査が必要と考えられる症例がございましたら、随時ご紹介ください。ご紹介いただいた場合の現在の手術待機期間は、初診から数週間程度です。

表1. 全手術件数 529件
骨折観血的手術(大腿骨) 52件
骨折観血的手術(骨盤輪・寛骨臼) 4件
骨折観血的手術(その他) 240件
人工骨頭挿入術(股関節) 30件
一時的創外固定術 18件
上肢機能再建手術(肘部管症候群、テニス肘、デュプイトラン拘縮、腱移行術など) 128件
脊椎手術(外傷) 24件
脊椎手術(変性疾患) 11件
人工関節全置換術(股関節・膝関節) 22件
検査のご紹介
外来検査 各種関節造影 、神経根ブロック、仙骨硬膜外ブロック
入院検査

脊椎症例に対する検査が主なものです。    

   脊髄造影および脊髄造影後CT
選択的神経根造影および選択的神経根ブロック
椎間板造影および椎間板造影後CT
椎間関節造影および椎間関節ブロック
医療設備

 超音波骨量測定装置/筋電図/神経伝導速度/MRI/CT/シンチグラフィー

入院診療について

主治医制をとっているが、毎朝カンファレンスを行い、また週に1度、医師・看護師・理学療法士・薬剤師・ソーシャルワーカーとの合同カンファレンスを行い、1人の医師の意見にかたよらない治療方針を決定しています。

臨床研究

  整形外科では、複数の臨床研究を行っています。
  通常、臨床研究を実施する際には、文書もしくは口頭で説明・同意を行い実施します。臨床研究のうち、患者さまへの侵襲や介入がなく診療情報等の情報のみを用いる研究、余った検体のみを用いる研究は、国が定めた指針「人を対象とする医学系研究に関する倫理指針」に基づき、対象となる患者さま全員の方から個別に、直接同意を得る必要はありませんが、研究に関する情報を公開し、さらに拒否の機会を保証することが必要とされております。これを「オプトアウト」と言います。
  オプトアウトを行っている臨床研究は「日本整形外科学会症例レジストリー(JOANR)構築に関する研究」です。研究への協力を希望されない場合は、担当医までお知らせください。

整形外科で手術を受けられる皆さんへ

当院では只今以下の研究を実施しております。

日本整形外科学会症例レジストリー(JOANR)構築に関する研究

各専門領域のご案内

・上肢機能再建部門(代表者:小川健)
県央以北の数少ない手外科専門医である小川医師が赴任して以降、手術件数が大幅に増えています。一般的なばね指や手根管症候群の他に、キーンベック病、母指CM関節症、TFCC損傷、デュプイトラン拘縮、難治性の肘周辺外傷、肘部管症候群、小児四肢外傷などの専門性が高い疾患についても多くの治療経験があり、さらにリバース型人工肩関節置換術の資格をもち、肩関節鏡手術にも力を注いでいます。また、少年野球選手を対象とした肘検診を研究テーマとし、病変の早期発見に努めるとともに、進行例には手術まで行っています。

・外傷部門(代表者:森田純一郎)
AO骨折治療法に準じた、標準的な骨折治療を行っています。
骨盤骨折、大腿骨転子部骨折、大腿骨頚部骨折、大腿骨骨幹部骨折、脛骨骨幹部骨折、開放骨折、腫脹の強い四肢骨折、胸腰椎外傷については、手術に必要なインプラント(髄内釘、創外固定、経皮的椎弓根スクリュー、局所陰圧閉鎖装置など)を院内に常備しており、当日緊急を含む早期の手術対応が可能です。
小児骨折、変形治癒(歪んで骨がついた)、偽関節(骨がつかない)、術後感染などでお困りの場合にも、遠慮なくご相談ください。

・脊椎部門(代表者:小林賢司)
腰椎椎間板ヘルニア、腰部脊柱管狭窄症、腰椎変性すべり症といった変性疾患に対して、手術を含む適切な診療を行っています。手術適応のある胸腰椎外傷については、経皮的椎弓根スクリューを用いた早期手術を積極的に行っています。転移性脊椎腫瘍については、手術や放射線治療を適切なタイミングで行えるよう、腫瘍の原発科とともに診療にあたります。骨粗鬆症に伴ういわゆる圧迫骨折については、受傷後1週間程度の安静期間を設けた後、コルセットを着用して立位歩行訓練を開始していますが、痛みが遷延する場合や、不安定性が強い場合などには、経皮的椎体形成術や後方固定術も行っています。

・下肢人工関節部門(代表者:松丸直人)
変形性関節症やリウマチに伴う関節破壊に対して、人工関節置換術を行っています。従来から行っている外側アプローチ(Hardinge’s approach)に加えて、
側臥位前外側アプローチや上方アプローチといった筋腱完全温存アプローチも用いており、早期回復と脱臼ゼロ(禁忌肢位なし)を実現しています。自己血輸血や術中回収血輸血を行い、他家血輸血の必要性を減らしています。原則的には全荷重でのリハビリを早期から行っています。

お問い合わせ

 〒311-3193 東茨城郡茨城町桜の郷280
水戸医療センター 整形外科
電話:029-240-7711  FAX:029-240-7788

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