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病院のご案内

診療科・部門

外科

統括診療部長 寺島  徹
外科系診療部長 稲毛 芳永
医 長 加藤 丈人/森 千子/小﨑 浩一/武藤 亮
医 師

中村 亮太/小林 仁存/米山 智/飛田 理香/橋本 幸枝/笠井 華子/東郷 真人/山本 恭彰/植野 広大/山川 隼輝

専修医・レジデント 三浦 啓/河原 将人/栗原 秀輔/成田 保和/森 貴昭
医 師 石上 耕司(救命センター専従)
名誉院長・顧問 植木 浜一

 当院外科では消化器、呼吸器、乳腺、甲状腺、内視鏡下手術、救急などの幅広い領域を扱っています。それぞれの専門医を中心とした質の高い医療を提供できるように努めています。

治療方針

 患者さん・ご家族様とのインフォームド・コンセントを基本として治療方針を決定しています。がんの診療では手術、抗がん剤治療、放射線治療を組み合わせる集学的治療も行っています。末期がんや再発がんなどの終末期の緩和医療にも重点を置いています。

治療実績

 平成17年10月より呼吸器外科、平成18年4月より腎移植と、食道癌・胃癌・大腸癌、平成20年より急性虫垂炎に対する鏡視下手術を開始しました。
平成30年の総手術数は1032例で、全身麻酔による手術数は894例でした。主な疾患の手術数は次の通りです。

手術数 食道疾患13例(癌13例、鏡視下手術4例)、胃十二指腸疾患74例(胃癌58例、鏡視下手術14例)、胆嚢摘出・総胆管結石114例(腹腔鏡下胆嚢摘出術107例)、肝胆膵疾患28例(肝切除16例、膵頭十二指腸切除術7例)、結腸直腸疾患186例(結腸直腸癌126例、鏡視下手術38例)、肺胸壁縦隔疾患87例(肺癌61例、鏡視下手術57例)、乳腺疾患156例(乳癌132例、乳房温存手術37例、乳房同時再建;全摘一次再建?13例)、鼠径ヘルニア104例(鏡視下手術9例)、汎発性腹膜炎29例、急性虫垂炎29例(鏡視下手術21例)

治療のご紹介

 当科で行われている各種外科治療のなかで、代表的な疾患の治療法について、以下に紹介します。
 各種がんの治療は基本的に各学会のガイドラインに従い行っています。

食道癌  胸部食道癌の手術では、術後の早期回復をはかる目的で2006年より胸腔鏡および腹腔鏡を用いた手術を導入しています。
進行度2・3の患者さんは、ガイドラインに従って術前化学療法+根治手術を行っています。
 近年、食道胃接合部癌が増加傾向にありますが、可能ならば開胸を行わずに開腹での切除を行って機能温存をはかっています。
手術治療のみではなく、根治的化学放射線治療や食道小細胞癌などにおける化学療法も行っています。
胃癌  当科では手術の安全性とがんの根治性を第一に考え、がんに対しては進行度に合わせて胃癌治療ガイドラインに沿った治療を行っています。適応となる患者さんにはより体への負担が少ない腹腔鏡下胃切除術を施行しています。一方で開腹手術を要するような進行胃がんでは、手術の根治性を高めるために抗がん剤治療を手術の前後に組み合わせる場合があるなど幅広い治療戦略を取り、個々の状況に応じて手術に臨んでいます。2018年4月より保険適応となった胃癌に対するロボット支援下腹腔鏡下手術への取り組みも開始しています。 代表的な手術の術式には以下のようなものがあります。
1. 幽門側胃切除術 (胃の出口側を切除)
2. 胃全摘術 (胃の全体を切除)
3. 噴門側胃切除術 (胃の入り口側を切除)
4. 分節胃切除術 (胃の中央部分だけを切除)
5. 胃部分切除 (胃の一部分だけを切除)
 胃のどの部分に病変があるか、どの程度の大きさか、病理検査によるがん組織の種類、進行度などを鑑みて術式を選択します。他の部位の手術でも同様ですが、手術に際しては内容や合併症の可能性などについて御説明いたします。
胆石症  胆嚢結石症・急性胆嚢炎急性期に対しては、腹腔鏡下胆嚢摘出術を第一選択としています。しかし、炎症や癒着が高度な場合などでは開腹手術に移行することがある他、安全性・確実性を優先して最初から開腹手術を選択することもあります。
 総胆管結石症に対する手術は、消化器科医師による内視鏡的胆管結石除去術が困難な症例を適応としています。手術中に胆道鏡検査や胆道造影検査などを合わせて行い、結石の遺残がないように確認をしています。また、胆管内にドレーンを留置することにより、胆汁漏や胆管狭窄の予防を図ることに加え、結石の遺残があった場合にも対応できるようにしています。
肝癌・胆嚢胆管癌・膵臓癌  癌治療で最も効果が期待できる治療は根治切除という癌病巣をすべて取り切る手術です。ただし、この領域の癌は、診断時に切除不能の状態であることが多いことに加え、根治手術でも治癒に至ることが比較的少ないという特徴があります。そのため、他科と連携し、化学療法・分子標的薬・放射線療法などを組み合わせた集学的な治療が必要となります。根治切除が可能な状況でも、この領域の手術は侵襲が高いため、全身状態が低下している場合には、重篤な合併症を起こしやすく、かえって余命が短くなることがわかっていますので、他の治療を選択することになります。一方で元気な高齢者が増えてきており、年齢だけによる手術適応の除外は行なっておりません。状況により、拡大手術を選択する場合もありますが、患者さんの状態と希望も考慮し、最適と思われる治療を選択します。比較的容易な肝癌手術に関しては腹腔鏡を使用した手術も導入し始めています。
大腸癌  基本的には最新のガイドラインに基づいた標準医療を行っています。結腸癌・直腸癌では、腹腔鏡下大腸切除術を積極的に取り入れる方針としていますが、進行癌や患者さんの状態によっては開腹手術を行う事もあります。直腸癌では根治性に加えて肛門機能温存や膀胱機能・性機能温存も重視しています。早期直腸癌に対しては、経肛門的鏡視下手術(TEM)のような局所切除も行っています。いずれも適応および患者さんの全身状態や背景を考慮して治療方針を選択しています。進行直腸癌では、術前に化学放射線療法を行ない、根治性を高めることもあります。最近は高齢の患者さんが増えており、なるべく低侵襲な治療を行う事もあります。また、人工肛門を作成された患者さんに対しては、ストーマ外来で創のケアや装具の使い方などについてきめ細かい指導を行っています。化学療法については消化器内科や各科と連携し、標準治療を行いますが、個々の患者さんに合わせて治療を選択しています。肝転移や肺転移などの遠隔転移に対しても肝臓外科、呼吸器外科などと協力し切除可能であれば切除を行っています。腫瘍による腸閉塞や消化管穿孔を発症し、緊急手術を要する患者さんの受け入れも積極的に行っています。
呼吸器外科  現在は肺がんや気胸、縦隔腫瘍が主な疾病です。20年以上の経験をもって、手術用カメラを使用して小さな傷で行う胸腔鏡補助下の手術(VATS)にも精通し、肺がん、気胸、転移性肺腫瘍や肺良性腫瘍、縦隔腫瘍、肺生検などに広く応用しています。肺機能温存とともに、手術の精度をもあげて取り組んでいます。
 常に患者さんの立場に立ち、患者さんを全的な存在として接し、誠実な診療、呼吸器内科や放射線科と連携し、手術だけでなく、現在のガイドラインに沿った診断と治療に心がけております。
乳癌  初発乳癌の手術では、約半数近くに乳房温存手術を行っています。術前化学療法を行ってから手術を行うこともあります。乳房温存手術を行わない場合には乳房切除術を行いますが、患者さんの希望や進行度に応じて、形成外科に依頼し乳房同時再建を行うこともあります。
 また、腋窩リンパ節郭清についても、センチネルリンパ節生検を取り入れ不要な腋窩リンパ節郭清を避けるようにしています。針生検や術後の病理診断結果により、乳癌の治療方針を決定し、必要に応じて放射線治療や抗ホルモン療法、化学療法を行っています。
鼠径ヘルニア  当院では鼠径部切開法によるメッシュプラグ法やダイレクトクーゲル法、従来法に加え腹腔鏡手術(TAPP法)も可能であり、多くの治療法選択が可能です。個々の患者さんの状態、希望等に合わせて治療法を選択することができます。麻酔方法も麻酔科と連携の上、全身麻酔や腰椎麻酔、局所麻酔など患者さんの状態に合わせて選択しています。また、嵌頓ヘルニアに対する緊急手術の受け入れも積極的に行っています。
外来診療について

 外科外来は、主に予約診療のため、予約外の初診の方は待ち時間が長くなることがあります。地域医療連携室をご利用の場合は、外来受診の予約が取れていますので、待ち時間は比較的短くなります。外科外来については予約変更を電話で受け付けておりますので、外科外来にお問い合わせください。なお、電話での診療予約は行っておりません。

 外来の各診察室に超音波診断装置を備えて疾患のスクリーニングなどに用いています。 

入院診療について

  新患の方には、外来受診時や入院時に、病名告知などについてのアンケートを行ない、診療中のインフォームド・コンセントの参考にしています。自分の病名をくわしく知りたいとか、予後などについても是非とも知りたいなど、ご自分の気持ちをアンケート用紙に記載してください。

救命救急センターについて

  毎日、24時間体制で、複数医師(チーム)が外科的救急患者の治療にあたります。多発外傷や院外心肺停止例などでは、その初期治療に外科医師がたずさわることが多くなっています。

お問い合わせ

〒311-3193 東茨城郡茨城町桜の郷280
水戸医療センター 外科
電話:029-240-7711  FAX:029-240-7788

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